人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野 インド哲学史 専修 専修科目 (単位数 1) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
History of Buddhism in classical India and Tibet (Seminar II)B
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2024 冬クォータ 毎週 火曜1限 伊都イーストゾーン 印哲研 教室 M/J科目 (日本語, サンスクリット) |
授業の概要 |
アーリヤシューラのジャータカマーラーを読む。5〜7世紀頃のインド仏教において、詩人アシュヴァゴーシャ(馬鳴)の諸作品以上に高い評価を受け、僧俗に最も人気があった梵語の仏教文学作品は、恐らくこのジャータカマーラーである。 ジャータカマーラーの高い人気は、義浄の南海寄帰内法伝にも詳しく記録されているし、特にアーリヤシューラ作のジャータカマーラーの人気はアジャンター後期石窟の壁画やボロブドゥール遺跡の浮彫彫刻の内容に与えた影響からも、うかがい知ることができる。チベットでもジャータカマーラーは非常に尊重され、伝統教学の中で重要な位置づけがなされている。 アーリヤシューラの作品が勝ち得た大成功は、インドでさらにハリバッタ・ジャータカマーラーやゴーパダッタ・ジャータカマーラーのような、同じジャンルの別の凄い作品が生み出されてゆくきっかけになった。 この、一千年にわたるインド仏教徒の梵語文学の歴史の中で、文体と内容の点で最も仏教の独自性を発揮した作品といえる、偉大な作品を原文で読んでゆく。 (しかし学生にとってこの高度な文学テクストがあまりに難しすぎると判断した時は、教材を変えて、ヒトーパデーシャ(処世の教え)のテクストを第2章の冒頭から読んでもよい。) (The aim of this course is to help students to understand the ancient culture of Indian Buddhism and to master Sanskrit language through the acquisition of necessary skills and knowledge.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : サンスクリット語初級を終えていること 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 授業でテクストを配付する。 参考書 : 授業資料 : Moodleでテクスト等のPDFを配付する。初回にコピーも配布する。 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 欠席が多い場合、平常点による評価に大きく影響しますので注意してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業後に。 授業以外での学習に当たって : 毎回、3時間程度の予習が必要です。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |