文学部 人文学科 文学コース 英語学・英文学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 2年生、3年生、4年生 対象学部等: |
English Literature (Seminar VI)
|
科目ナンバリングコード: LET-HUM2577E 講義コード: 2023 後期 毎週 木曜4限 伊都イーストゾーン A118 教室 E/J科目 (日本語, English) |
授業の概要 |
この授業ではDaniel Defoe(1660-1731)のRobinson Crusoe(1719)を読む。 作品の概要:成功した商人の息子ロビンソンは、放浪への衝動と一攫千金の野望から、両親の強い制止を無視して、船に乗り込み、貿易商として生活し始める。そのうちムーア人の奴隷となり何年も暮らし、そこから脱出してブラジルで農場の経営を軌道に乗せるが、またもや船に乗って出かけたところ、難破してただ一人無人島に打ち上げられる。幸いにも乗ってきた船が近くで座礁していて、そこから彼は運べるだけの物を島へ運び上げて、生きのびるためなのか、築いた砦に物資をため込むことを楽しむためなのか分からないような、怪しく倒錯した孤島での生活を続けて行く。 授業での留意点:資本を元に事業を拡張して行く経済の原型が作品全編に満ちていること、ロビンソンが自覚せずに陥っている自己中心性、ヨーロッパ中心主義などの問題の他、ロビンソンが達成したとする信仰やその流動性などさまざまな問題を考察しながら作品を読み進めて行く。 初回は授業の説明を行う。作品を初回以外の授業の回数でほぼ等分し、毎週、三人の人に、作品の要約と問題点の指摘をする発表を行ってもらい、議論する。 学期末の筆記試験と3000字の小論文によって成績を評価する。各50%。筆記試験は、初回の授業で指定した約14ページ分の範囲から、主に英文解釈の問題を出題する。初回の授業で出題の形式の見本を提示する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。 (We will study Daniel Defoe's Robinson Crusoe, focusing on about 25 pages of the novel every week, and thus reading through the entire novel by the end of the semester.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : Daniel Defoe, Robinson Crusoe, English Novel | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : Daniel Defoe, Robinson Crusoe, Penguin Classics ISBN-10: 0141439823 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 学期末の筆記試験と3000字の小論文によって成績を評価する。各50%。筆記試験は、初回の授業で指定した約14ページ分の範囲から、主に英文解釈の問題を出題する。初回の授業で出題の形式の見本を提示する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業以外での学習に当たって : 毎週の作品の範囲を家で読んでくること。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |