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春日政治教授像

 

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児島喜久雄《春日政治教授像》 1938
油彩・画布 52.7×45.5cm
文学部所蔵
高名な美術史家であり、卓越した素描家でもあった児島喜久雄(1887-1950)は、しばしば教授仲間の肖像画を描いた。多くは眼鏡にネクタイという、ともすれば画一化されがちな姿を巧みに描き分け、モデル一人一人の個性を表現した。この絵は、九州帝国大学法文学部国文学講座の初代教授で、同講座の基礎を築いた春日政治教授(1878-1962)を描いたもの。1938年に、退官を記念して制作されたものであろう。学生たちから慕われた徳高い人柄が、眼鏡越しに見える柔らかな眼差しから看取される。全体に格調高く落ち着いた色調で簡明に描かれるが、顔には入念に筆が入り、自ずと視線が顔へと向かう効果を上げている。
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