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仏文学研究室

フランスの知恵は今なお有益か。

当研究室では、なによりもフランス語テクストの正確な読解を基盤とする堅実な文学研究を目標としています。

この方針にしたがい、学部の演習では小説や詩、批評といった文学作品は無論のこと、時には芸術や文化、歴史にかんする語学的にも親しみやすいテクストをとりあげ、それらの綿密な講読を通じて着実に読解力を磨いています。もちろん教室での学習に終始するのではなく、毎年2、3名の学生が本学の交換留学制度を活用し、ボルドー大学等に留学することで、身をもって異文化社会を理解し、実践的な語学力と国際的な感覚を養っています。

いっぽう大学院では、研究者として知っておくべき作品の読みとともに、専門領域の研究史を体系的に把握させることや論文執筆の指導を主眼にしていますが、これと並行してフランス本国の学問的環境を経験させるために、留学を積極的に奨励しています。近年はつねに数名の院生がパリ大学などの修士課程・博士課程で勉学にはげんでいます。

また研究室を母体とする組織「九州大学フランス語フランス文学研究会」では研究誌『ステラ』(年刊、毎号250頁前後)を発行しています。

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教員

  1. 吉井 亮雄 (YOSHII Akio) 仏文学講座/教授
  2. 専門 フランス文学(19世紀末から20世紀前半)
  3. 専門分野 アンドレ・ジッドと『新フランス評論』誌、ならびにその周辺にかんする実証的・文学史的な研究をつづけています。とりわけ最近は、自筆草稿や未刊書簡の調査にもとづいて、ジッドの活動を同時代の文学環境のなかに位置づける作業を中心におこなっています。また、ヴェラーレンやアルベール・モッケルをはじめとする、19世紀末から第1次世界大戦までのベルギー文学にも関心をもっています。
  4. 主要業績
    La Phalange. Table et index, 1906-1944 (Publications de l’Association des Amis d’André Gide, 2014).
    André Gide - Paul Fort, Correspondance 1893-1934 (Centre d’Études Gidiennes, 2012).
    Bibliographie chronologique des livres consacrés à André Gide 1918-2008 (Centre d’Études Gidiennes, 2009).
    André Gide, Le Retour de l’Enfant prodigue. Édition critique (Presses Universitaires du Kyushu, 1992).

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  1. 髙木 信宏 (TAKAKI Nobuhiro) 仏文学講座/准教授
  2. 専門 フランス文学(18世紀後半から19世紀前半)
  3. 専門分野 19世紀ロマン主義文学、特にスタンダールの小説作品を対象として文学史的な研究をつづけています。また18世紀の啓蒙思想からロマン主義にいたる思潮にも関心があり、ルソー、シャトーブリアンといった大作家や、今日では忘れ去られた作家のテクストをとりあげ、社会体制の変遷と関連づけつつ文学の動向を多角的に考証しています。
  4. 主要業績
    『スタンダール—小説の創造』(慶應義塾大学出版会, 2008).
    « Deux lettres inédites de Stendhal : documents Jean-Jacques Ampère » (HB, Revue internationale d’études stendhaliennes, no 21, 2017).
    « Variantes de l’édition Hetzel de La Chartreuse de Parme » (HB, Revue internationale d’études stendhaliennes, no 20, 2016).
    « Petite remarque sur l’histoire du stendhalisme : Paul Léautaud et Adolphe Paupe » (L’Année Stendhalienne, no 14, 2015).

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  1. シャルレーヌ・クロンツ (CLONTS, Charlène) 仏文学講座/外国人教師
  2. 専門 フランス文学(20世紀)
  3. 専門分野 現代文学、とりわけ現代詩の方法論に関する研究を続けています。近年ではルーマニア出身の20世紀フランスの詩人ゲラシム・リュカの作品をとりあげ、ピクトポエジーとオントフォニーの観点から詩と創作技法の分析と解釈をおこなっています。またリュカが加わっていたシュルレアリスムの芸術と活動についても文学史的・実証的な調査を続けています。
  4. 主要業績
    Escapades (Hatier, 2012).
    « Comme je dis comme : ravinement et maillage de l’espace figural dans l’oeuvre de Gherasim Luca » (Europe, no 1045, 2016).
    « Je m’oralise : Gherasim Luca et le Théâtre de bouche » (Mélusine - Cahier du Centre de Recherches sur le surréalisme, no 34, 2014).
    « Le surréalisme et les arts du spectacle » (L’Âge d’Homme, 2014).
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