学部受験
HOME > 学部受験> 学生受け入れ方針

学生受け入れ方針(アドミッションポリシー)

1. 文学部の教育理念

文学部の諸学問の根本は、私たちが用いる言葉を通じて、人間の本質とその営為を探究することにあります。ここで言う言葉とは、単なる情報伝達の手段ではなく、人間の精神文化を培い、表現し、蓄積する知の宝庫を意味しています。言葉に自覚的かつ批判的に関わる中で、人間存在の奥深さへと眼差しを向け、文化・歴史・社会の多様性を認識し、新たな人文学的知の創造に寄与していくことが、文学部の教育理念です。

2. 文学部の教育プログラム

教育の目的

文学部は、各専門領域の研究者である教員と学生とが教育と研究を通して研鑽を行い、人文学的な知識・思考方法を習得する活気に満ちた学部です。教育の目的は、人文学的教養と知性を身につけ、研究や仕事の場で活躍する優れた人材を養成し、社会に送りだすことにあります。

教育課程の特色

文学部は全体を一学科(人文学科)とし、哲学・歴史学・文学・人間科学の4コースの下に21 の専門分野が置かれています。学生は一年間全学教育を受けた後、二年次からいずれかのコース・専門分野に所属し、専門分野の講義・演習を受講するとともに、文学部の全分野の多様な授業を履修することができます。そして最終的に、自らの関心に従って所属の専門分野からテーマを選び、四年間の勉学の集大成として、自力で卒業論文をまとめなければなりません。

人文学科の各コースの内容

■哲学コース

哲学コースは、哲学・哲学史、倫理学、インド哲学史、中国哲学史、美学・美術史の5 専門分野から構成されています。東西の文化的伝統の中で、人類が生み出してきた様々な精神的所産(哲学・思想・宗教・芸術にかかわる文献や作品)を、厳密かつ真摯に読解し、また思索することを通して真理の探求を行います。人類は東西の様々な文明圏において、多様な宇宙観・世界観・人間観・生命観・倫理観を創り出し、各時代を通じてそれを展開させてきました。また、生と死、老いと病いを見つめることで、各種の宗教を生み出し、信仰の諸形態を作り出してきました。さらに、崇高なるものを希求して豊かな美の世界を展開してきました。哲学コースを構成する各専門分野では、人類が生み出してきたこれらのものを、現代が抱える諸問題(環境問題・生命倫理・民族問題など)をも視野に入れて、主として文献と史資料に基づいて研究しています。

■歴史学コース

歴史学コースは、日本史学、東洋史学、朝鮮史学、考古学、西洋史学、イスラム文明学の6 専門分野から構成されています。歴史学は、過去の探究と現代の認識との(さらには未来への見通しとの)間の相互対話の中でなされる精神的営みです。つまり、現代社会の成り立ちへの関心、現代とそれ以前の「異文化」社会との異質性・同質性への関心を重視する学問です。本コースは、特定の地域と時代における社会(経済・政治・文化の総体)の特質と相互間の共通性を、批判精神をもって実証的に、また理論的に解明することに主眼をおいています。具体的には、先学の著作を批判的に読む中で自らの問題点を鍛え直してシャープなものとし、次いで、自ら直接に史資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原することが求められます。この過程で、人間精神の多様性を認識するセンス、論理的思考力と独創性が養われることが期待されるのです。

■文学コース

文学コースは、国語学・国文学、中国文学、英語学・英文学、独文学、仏文学の5 専門分野から構成されています。日本・中国・英米・独・仏の言語や文学を研究するコースで、「文学部」として最もイメージしやすいコースと言ってよいでしょう。それぞれ古典から現代までの、具体的かつ多様な文学作品(詩・小説・戯曲・思想的著作・批評など)を精査解読し、作品の背景をなす文化や、さらには文学そのもの(ないしは、いわゆる文学性)について省察を行います。本コースでは、日本語・中国語・英語・独語・仏語など、言葉そのものを研究対象とすることもできます。ちなみに、外国文学系の専門分野には、いずれもそれぞれの言語を母国語とする優秀な外国人教師が配置され、生きた外国語による授業が行われています。

■人間科学コース

人間科学コースは、言語学・応用言語学、地理学、心理学、比較宗教学、社会学・地域福祉社会学の5 専門分野から構成されています。人間を科学的に研究するコースで、社会と人間との関係の中から問題を発見し、仮説を立て、それを実験、調査、フィールドワーク、統計解析により実証するという実践的調査研究を行っています。人間の行動や心理、さらに個人と社会の相互作用にも関心を寄せ、いわば人間・社会研究の視点から教育・研究を進めており、現代社会のさまざまな現象を包括的に把握して、産業化、情報化、高齢化、国際化などをめぐって生じる問題の解決にも取り組んでいます。言語学、地理学、心理学、宗教学、社会学といった学問領域からなる本コースには、独自の学問研究の成果が期待されています。

3. 文学部の求める学生像

文学部では、自ら問題を見出し、筋道を立てて思考し、精確に表現できる学生の育成を目指しています。そのためには、自らの足で歩き、目で見、手で触れ、他の人々と対話しつつ、自らの考えを発展させていく姿勢が大切です。それゆえ、文学部で学ぼうとする者は、何よりも次の三つの資質を備えていることが望まれます。

  1. 言葉への強い興味、とりわけ、文学作品や古典に対する感受性
  2. 人間への飽くなき好奇心と、「私とは何か?」という真摯な問いかけ
  3. 文化・歴史・社会といった、世界の多様性への開かれた関心

4. 入学者選抜の基本方針

文学部は高等学校の教育課程を尊重し、受験生の基本的知識、論理的思考力、表現能力を重視しています。
センター試験においては、幅広い基本的知識の習得を見るため、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語を課しています。
前期の一般入試においては、より深い知識と論理的思考力を見るため、国語、地理歴史、数学、外国語を課し、マークシート方式のセンター試験を補完する形で、記述式の問題を中心に出題しています。後期の一般入試においては、論理的思考力と表現能力を見るため、小論文を課しています。

5. その他

卒業生の進路

大学院進学の割合は例年20%程度ですが、今後はさらに増加することが予想されます。就職先は公務員、教員をはじめとして、報道・出版・印刷・金融・サービス業など多岐にわたっています。

大学院進学

就職(公務員、教員、報道、出版、印刷、金融、サービス業など)

ページの上部に戻る