2007年5月25日(金)、26日(土)、27日(日)
於 九州大学箱崎キャンパス・九州国立博物館・筑紫女学園大学


ごあいさつ


  このたび、薫風わたる筑紫路に、会員のみなさまをお迎えし、第60回美術史学会全国大会を開催する運びとなりました。当番機関である九州大学、九州国立博物館、筑紫女学園大学、三者の協力によって、実施いたします。本大会も今回で60回を数え、人間になぞらえれば還暦を迎え、いわば新たなスタートの年であり、また、20年ぶりに九州で開かれる全国大会でもあります。会場が、初日の福岡市から、二、三日目には太宰府市に移り、また隣接しているとはいえ分科会が二施設にまたがることで、ご参加のみなさまにはご不便をおかけいたしますが、九州国立博物館、筑紫女学園大学の新しい施設を利用できるメリットもあります。すでに参加者数が一会場の収容可能人数を越えているという現実的な問題に加えて、三機関の共同開催、大学とミュージアムの協力など、従来の全国大会の枠組みから多少なりとも踏み出して、将来の全国大会のありようを模索したいという思いもありました。

  過去二回の九州での全国大会の折りには、装飾古墳壁画の見学会や、北部九州の神社の見学会を催し、好評を得ました。昨今、喜ばしいことに、研究発表希望者が大幅に増え、かつての大会の様子を知るものにとっては隔世の感もありますが、見学会を挙行する余裕はなくなりました。今大会は、39本の一般発表に加え2本の招待発表によって構成されます。初日午後の招待発表は、ここ数年より数は抑えていますが、ゆるやかなテーマを設定し、コメンテーターを各2名に増やして、ミニ・シンポジウムのような形を目指しました。併せて、初日午前の一般発表も、招待発表と関連した内容の発表を配しています。これもまた、ささやかながら、内容に関わる新たな試みです。

  内容的な充実を期すことはもちろんですが、三当番機関の力を合わせ、円滑な大会運営となるよう努力する所存です。会員 諸兄姉のご指導とご協力をお願い申し上げます。

平成19年5月
当番機関 九州大学 九州国立博物館 筑紫女学園大学
更新情報
・4月10日 HP開設
・4月22日 発表要旨改訂版UP
・4月29日 あいさつ文掲載
・5月15日 お食事マップ掲載
・5月16日 お知らせ更新、ナビゲーション変更