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井手 誠之輔(IDE Seinosuke)教授: 東洋美術史


中世以来、日本に舶載されて伝来してきた中国・朝鮮の仏画を中心に研究している。これらの請来仏画が、本来、宋元時代や高麗時代のどのような文化的・社会的な文脈を反映していたのかを中国絵画史・朝鮮絵画史の問題として再検討するとともに、請来仏画が日本側でどのように機能したのか、また日本側でどのような受容が行われたのかについても議論し、既存の影響伝播論・受容論の枠組みを再検討していきたいと考えている。
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東口 豊(HIGASHIGUCHI Yutaka)准教授: 美学 音楽学


西洋近現代の美学思想における音楽と自然の問題を研究している。更に、美学史研究を土台にしつつ新しい美学思想の構築を企図しており、藝術体験の存在論的・認識論的・社会学的意味を、「中心なき周縁」をキーワードとして思索している。
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伊藤 拓真(ITO Takuma)准教授: 西洋美術史


イタリア・ルネサンス美術を中心に研究を行っている。ルネサンス期の美術は、その後の西洋における美術の在り方を形作ったともされている。その展開の歴史的・地理的特殊性を、具体的な作品および美術批評の分析によって跡付けることを目指している。また、学問領域としての美術史学の確立・発展にルネサンス美術研究が果たした歴史的役割を再検討し、今後の研究に活用したいと考えている。
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石井 祐子(ISHII Yuko)准教授: 基幹教育院 人文社会科学部門


西洋近現代美術史の中でも、とりわけシュルレアリスムと美術の問題について研究している。両大戦間期のシュルレアリスムの展覧会や、マックス・エルンスト(1891-1976)の制作と展示との有機的連関について、主にコラージュという観点から検討してきた。近年は、日本とイギリスにおけるシュルレアリスム受容のあり方について比較考察を行い、シュルレアリスムの国際化の問題についても研究を進めている。
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非常勤講師(五十音順)


【2023年度】
川瀬佑介(国立西洋美術館主任研究員)スペイン美術の黄金世紀


【2022年度】
秋庭史典(名古屋大学大学院情報学研究科教授)
ポップカルチャーから新たな価値創造について考える

髙岸輝(東京大学大学院人文社会系研究科教授)日本中世絵巻研究
山本聡美(早稲田大学文学学術院教授)日本中世絵巻研究


【2021年度】
佐藤直樹(東京藝術大学美術学部准教授)
19世紀ローマにおけるドイツ人芸術家たち

皿井舞(東京国立博物館芸術研究部列品管理課平常展調整室長)
宮田太樹(福岡市美術館学芸員)
日本彫刻史研究―造営工房と仏師をめぐる諸問題―



【2020年度】
浦上雅司(福岡大学人文学部教授)西洋美術史演習Ⅳ
大愛崇晴(同志社大学文学部准教授)西洋音楽美学史
岡田温司(京都大学名誉教授)キリスト教美術の深層へ


【2019年度】
浦上雅司(福岡大学人文学部教授)西洋美術史演習Ⅲ
吉岡洋(京都大学大学院文学研究科教授)メディアアートの美学


【2018年度】
田中修二(大分大学教育学部教授)近代日本彫刻史
平川佳世(京都大学こころの未来研究センター)
銅板油彩画の誕生と隆興―南北ヨーロッパ美術の交流の観点から



【2017年度】
津上英輔(成城大学文芸学部教授)ジローラモ・メーイの美学
塚本麿充(東京大学東洋文化研究所准教授)中国山水画史
増記隆介(神戸大学大学院人文学研究科准教授)平安仏画史概論


【2016年度】
塩谷純(東京文化財研究所)日本近代美術史の諸相
荻野哉(大分県立芸術文化短期大学准教授)19世紀西洋美学の諸問題
仲町啓子(実践女子大学文学部教授)京都の琳派―宗達・光琳研究
尾崎彰宏(東北大学大学院文学研究科教授)ネーデルラント美術の諸層



【2015年度】
児島薫(実践女子大学文学部美学美術史学科教授)日本近代美術史
佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部教授)視覚文化と近代性
松田聡(大分大学教育福祉科学部教授)
モーツァルトの《レクイエム》をめぐる諸問題

ラワンチャイクン寿子(福岡アジア美術館学芸係長)北東アジアの近代美術史


【~2014年度】
準備中