謝辞 2019

2018.08
宗教民俗学者の土居浩先生より、大谷 栄一菊地 暁永岡 崇編『日本宗教史のキーワード』(慶応義塾大学出版会)、ご恵贈頂きました。本来昨年掲示すべき内容でしたが、昨年度末より多忙を極めていて掲示し損ねておりました。記して感謝申し上げます。

2019.02
教育社会史の野々村淑子先生、社会史の土屋敦先生より編著『孤児と救済のエポック 十六~二〇世紀にみる子ども・家族規範の多層性』(勁草書房)をご恵贈いただきました。執筆者には大森万里子さん、田中友佳子さんなどの知人もおり愉しみです。これに森明子先生や四條真也さんらの人類学組が入ってくると、現在の社会的養護がいかに特殊な枠組みで論じられているのかが相対化できると思います。ありがとうございました。

2019.03
民俗学者の重信幸彦先生より、著書『みんなで戦争 銃後美談と動員のフォークロア』(青弓社)をご恵贈いただきました。重信先生の最初の著作は都市のタクシードライバーという意表を突くものでしたが、今回は不穏な時代にふさわしい本が出てきました。こうしうところからゲリラ戦を展開できる民俗学の豊かさを感じます。

2019.03
民俗学者の室井康成先生より著書『事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」』(中公新書)をご恵贈いただきました。事業者でありながら民俗学者というのは、以前にもいたのですが、たいていは話が大雑把になるものです。その点、室井さんは硬質な文体を保持しているのが驚きです。ありがとうございました。

2019.03
宗教社会学者の櫻井義秀先生と猪瀬優理先生より編著『宗教とウェルビーイング しあわせの宗教社会学』(北海道大学出版会)をご恵贈いただきました。櫻井先生は経緯でカルト関係の著作が多いのですが、こうして研究もレジリエンスしてくる姿に敬意を覚えます。拝読味読させていただきます。ありがとうございました。

2019.03
文化人類学の田中雅一先生・松嶋健先生より編著『トラウマを共有する トラウマ研究2』(京都大学出版会)をご恵贈いただきました。小田博志先生、窪田幸子先生、岡田浩樹先生、松田素二先生ら多くの先生方がまた寄稿されています。私の暴力研究と方向性がかなり違いながらも、私はAntjropology of Violenceその他の著作からも多くを学んできました。今回もまた学びを深めさせていただきます。ありがとございました。

2019.03
哲学者の古賀徹先生より編著『デザインに哲学は必要か』(武蔵野大学出版局)をご恵贈いただきました。下村萌先生、池田美奈子先生らの寄稿もあり愉しみです。今年はハナムラチカヒロさんをお招きしてデザイン基礎論もやっていただくので、そこに向けて読んでたいと思います。ありがとうございました。

2019.04
民俗学者の島村恭則先生より、共著『文化人類学と現代民俗学』(風響社ブックレット)をご恵贈いただきました。鈴木慎一郎さんがカルチュラル・スタディーズの担当個所をもう少し厚く書いてもらえたら、と思いましたがお忙しかったのかな。文化人類学・カルチュラルスタディーズ・民俗学が三すくみになって現代事象に取り組むというのは大変良いコンセプトに感じたので、これからもこうした企画を試みていっていただきたいと思います。ありがとうございました。

2019.05
毎日新聞記者の米本浩二さんより、著書『不知火のほとりで 石牟礼道子終焉記』(毎日新聞出版社)をご恵贈いただきました。前回の著作から2年を経ての出版でした。前著には近くにいるのにあまりその話がかかれていなかったのですが、なるほど現在編はこうして別の著書になったかと思いました。こうなると2年後くらいには、前著の人生史と今回の現在誌の間に彼女の主要著作『苦海浄土』を書いてくれるのではないかと思えてきました。愉しみに待ちたいと思います。

2019.05
臨床心理学の羽下大信先生より翻訳書『死の不安に向き合う―実存の哲学と心理臨床のプラクティス』(アーヴィンD.ヤローム著、岩崎学術出版社)をご恵贈いただきました。五十代にはいり、知人の誕生頻度よりも逝去頻度の方が高くなってくると現実味を帯びてくる話です。メメント・モリ(死を忘れるな)にも向き合いたいと思います。ありがとうございました。

2019.05
生態人類学の大石高典先生より編著『犬からみた人類史』(勉誠出版)をご恵贈いただきました。のちほど『週刊読書人』に書評を掲載しますが、世代的には日高敏隆さんやコンラート・ローレンツを読み、『フランダースの犬』や『南極物語』『盲導犬クイールの一生』などを見て、幻の犬、想像の犬と共に育った世代なので、とても興味深く有難い企画でした。ありがとうございました。

2019.06
環境社会学の平井太郎先生より編著『ポスト地方創生 大学と地域が組んでどこまでできるか』(弘前大学出版会)をご恵贈いただきました。白石壮一郎先生、杉山祐子先生なども寄稿されていて、北九州市立大学で真鍋和博先生らが取り組んでいる実践に強烈な印象を持っていたので、こうした枠組みでも振り返ってみたいと思います。ありがとうございました。

2019.06
臨床心理学の田嶌誠一先生より編著『壺イメージ療法―その生いたちと事例研究』(創元社)をご恵贈いただきました。田嶌先生のこれらの著作がなければ、私が九州大学に来ることもなかったです。今から見ても本当に贅沢なシンポジウムで味読したいと思います。ありがとうございました。

2019.06
臨床心理学の板東充彦先生より『公認心理師実践ガイダンス3 家族関係・集団・地域社会』(木立の文庫)をご恵贈いただきました。宗教人類学と臨床心理学を行き来してきた20年でしたが、20年前にほのみえていた少子高齢化する日本の世界の世界が現実化してきたなぁ、と思います。社会科学系はよく「心理化」を批判の言葉とし、心理学系の方ではカウンセリングルームを出る事に抵抗感を覚えるようですが、研究者が自らの現実感覚でどちらを好むのかはひとそれぞれですが、どちらに現実感覚があるのかを選ぶのは相手です。その意味で、どちらも必要だと思ってやってきてよかったです。ありがとうございました。

2019.07
経営人類学の中牧弘允先生・八巻恵子先生より共著『テキスト経営人類学』(東方出版)をご恵贈いただきました。中牧先生らの経営人類学は、やたらに出版してきたのですが、ついに一世代が体系化し次の世代にパスする準備ができたようです。世界的にもBuisiness AnthropologyやDesign Anthropologyが台頭する中で独自の地歩を占めるようになりました。勉強させていただきます。ありがとうございました。

2019.07
宗教学者の平藤喜久子先生より『いきもので読む、日本の神話』(東洋館出版社)をご恵贈いただきました。僕が学生時代には日本神話と言えば『古事記』の注釈と『日本事物誌』でのチェンバレンの批評、また山口昌男さんらの『風土記』再解釈等しか思いつかなかったのですが、平藤先生は本当に新しい展開だなぁ、と思います。ありがとうございました。

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