教員紹介


  

  1970年、京都市左京区に生まれる。博士(文学)。
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専門分野

  文化地理学、村落地理学

  1. 日本の農山漁村でのフィールドワークから、そこに住む人々が空間や環境あるいは社会を、どのように分類し意味づけ秩序立てているかを、明らかにしようとしています。

  2. 最近では、ふとした縁から、長崎県平戸島のカトリック村落やキリシタン村落の暮らしや社会の成り立ちに、関心を持ち始めています。

キーワード

  農山漁村、民俗分類、環境認知、微細地名、文化景観、社会秩序


研究業績 (2015年3月現在)

《著書》
  • 『農山漁村の<空間分類>―景観の秩序を読む』
    (京都大学学術出版会),315頁,2006年2月.(第7回人文地理学会学会賞・学術著作部門)

《論文》 *は査読有
  • 「村落の宗教景観要素と社会構造―滋賀県朽木村麻生を事例として」
    『人文地理』(人文地理学会)47巻5号,458-480頁,1995年10月.*

  • 「村落空間の社会記号論的解釈とその有効性―玄界灘馬渡島を事例として」
    『地理学評論』(日本地理学会)72A巻5号,310-334頁,1999年5月.*

  • 「村落空間の分類体系とその統合的検討―長野県下諏訪町萩倉を事例として」
    『人文地理』(人文地理学会)51巻5号,433-456頁,1999年10月.*

  • 「中国四川農村の村落領域と景観形成―成都市龍泉駅区二河村14組を事例として」
    『地理学評論』(日本地理学会)74A巻7号,394-414頁,2001年7月.*

  • 「諏訪農山村における部落会計の変遷と社会秩序」
    『待兼山論叢・日本学篇』(大阪大学大学院文学研究科)35号,1-16頁,2001年12月.

  • 「日本村落の空間テクスト論の視角と課題」
    『人文地理』(人文地理学会)54巻4号,319-339頁,2002年8月.*

  • 「漁村の生業変遷と農漁業資源管理―丹後半島新井集落の場合」
    石原 潤編『農村空間の研究(下)』(大明堂),68-81頁,2003年3月.

  • 「景観テクスト論をめぐる英語圏の論争と今後の課題」
    『地理学評論』(日本地理学会)77巻7号,483-502頁,2004年6月.*(2005年度日本地理学会賞奨励賞)

  • 「定置網漁村における複合生業形態の計量分析―昭和初期の丹後半島新井集落を事例として」
    『日本民俗学』(日本民俗学会)240号,1-28頁,2004年11月.*

  • 「村落社会秩序に対する家格の影響度の計量的測定―丹後半島新井漁村を事例として」
    『村落社会研究』(日本村落研究学会)11巻2号,19-29頁,2005年3月.*(2006年度日本村落研究学会研究奨励賞)

  • 「佐賀県馬渡島における小中学生の生活空間認識の構造」
    『地理学報』(大阪教育大学地理学会)36号,41-55頁,2005年3月.

  • 「区費等級割にみる同族型村落の家格秩序変動―諏訪地方萩倉集落を事例として」
    『村落社会研究』(日本村落研究学会)13巻1号,13-24頁,2006年10月.*

  • Semiotic structure of traditional Japanese rural space: Hagikura village, Suwa Basin.
    The Public Journal of Semiotics(http://pjos.org/) 1(1), pp.2-14, Jan.2007.*

  • Rethinking the humanistic approach in geography: Misunderstood essences and Japanese challenges.
    Japanese Journal of Human Geography (Human Geographical Society of Japan) 59(6), pp.508-532, Dec.2007. *

  • Gender differences in the folk classification of subsistence spaces and religious places in a Japanese fishing village.
    Japanese Review of Cultural Anthropology (Japanese Society of Cultural Anthropology) 8, pp.77-100, Dec.2007. *

  • Under two globalizations: Progress in social and cultural geography of Japanese rural areas, 1996-2006.
    Geographical Review of Japan (Association of Japanese Geographers) 81(5), pp.323-335, May 2008. *

  • 「日本および海外における外邦図の所在状況と系譜関係」
    小林 茂編『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域―「外邦図」へのアプローチ』(大阪大学出版会),32-46頁,2009年2月.(久武哲也・今里悟之の共著)(所収書は平成22年度日本国際地図学会特別賞)

  • 「在アメリカ外邦図の所蔵状況―議会図書館とアメリカ地理学会地図室の調査から」
    小林 茂編『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域―「外邦図」へのアプローチ』(大阪大学出版会),55-69頁,2009年2月.(今里悟之・久武哲也の共著)

  • 「旧日本軍撮影の中国における空中写真の特徴と利用可能性」
    小林 茂編『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域―「外邦図」へのアプローチ』(大阪大学出版会),70-79頁,2009年2月.(長澤良太・今里悟之・渡辺理絵・岡本有希子の共著)

  • 「人文主義地理学における多様性の再検討―トゥアン,レルフ,レイの所論から」
    金沢大学文学部地理学教室編『自然・社会・ひと―地理学を学ぶ』(古今書院),299-318頁,2009年3月.

  • 「圃場整備を通じた筆名の命名原理変化―滋賀県野洲市の三集落の事例」
    『人文地理』(人文地理学会)61巻3号,209-230頁,2010年6月.*(第11回人文地理学会学会賞・論文部門)

  • 「民俗分類としての田畑の筆名―命名の基準と空間単位」
    『国立歴史民俗博物館研究報告』(国立歴史民俗博物館)162号,123-139頁,2011年1月.*

  • 「長崎県平戸島における筆名の命名原理と空間単位―認知言語学との接点」
    『地理学評論』(日本地理学会)85巻2号,106-126頁,2012年3月.*

  • 「平戸島村落の文化的景観における世界遺産化への可能性」
    『地理学報』(大阪教育大学地理学会)37号,77-93頁,2013年3月.

  • Naming methods of folk agricultural plot names in Japanese villages: A connection between geography and cognitive linguistics.
    Semestrale di Studi e Ricerche di Geographia (Sapienza University of Rome) 25(2), pp.27-39, Dec.2013.

  • 「カトリック村落における宗教的地位とキャリアパターン―長崎県平戸市宝亀町三区を事例として」
    『村落社会研究ジャーナル』(日本村落研究学会)21巻1号,26-36頁,2014年10月.*

  • 「平戸島におけるキリシタンとカトリックの分布と伝播」
    『史淵』(九州大学大学院人文科学研究院)151号,135-167頁,2015年3月.

《その他著作》
  • 書評「関戸明子著:村落社会の空間構成と地域変容」
    『歴史地理学』(歴史地理学会)42巻4号,43-46頁,2000年9月.

  • 学界展望(2000年1月〜12月)「村落」
    『人文地理』(人文地理学会)53巻3号,268-271頁,2001年6月.

  • 調査報告「ある兼業農家における土地利用秩序の変化―長野県下諏訪町萩倉を事例として」
    『地理学報告』(金沢大学文学部地理学教室)10号,25-28頁,2002年3月.

  • 調査報告「在アメリカ外邦図の所蔵状況―議会図書館・AGS Golda Meir図書館・ハワイ大学ハミルトン図書館の調査から」
    『外邦図研究ニューズレター』(大阪大学文学研究科人文地理学教室)1号,33-36頁,2003年3月.(今里悟之・久武哲也の共著)

  • 書評「溝口常俊著:日本近世・近代の畑作地域史研究」
    『史林』(史学研究会)86巻4号,585-590頁,2003年7月.

  • 調査報告「アメリカ議会図書館所蔵の旧日本軍撮影・中国空中写真の概況」
    『外邦図研究ニューズレター』(大阪大学文学研究科人文地理学教室)2号,78-80頁,2004年3月.(今里悟之・長澤良太・久武哲也の共著)

  • 教科書「ジェームズ・ダンカンとナンシー・ダンカン―テクストとしての都市景観」
    加藤政洋・大城直樹編『都市空間の地理学』(ミネルヴァ書房),122-132頁,2006年9月.

  • 学界展望「地理学の研究動向―空間論からのアプローチ」
    日本村落研究学会編『年報村落社会研究42―地域における教育と農』(農山漁村文化協会),301-317頁,2006年10月.(筒井一伸・今里悟之の共著)

  • 教科書「村落社会をみてあるく―第一村人発見!」
    梶田 真・仁平尊明・加藤政洋編『地域調査ことはじめ―あるく・みる・かく』(ナカニシヤ出版),163-173頁,2007年4月.

  • 討論「民俗学に「数字」は有害か?」
    『日本民俗学』(日本民俗学会)252号,229-234頁,2007年11月..

  • 解説「むらの景観の秩序―民俗地理学の視点から」
    『季刊東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター)20号,31-45頁,2009年8月.

  • 書評「佐野静代著:中近世の村落と水辺の環境史―景観・生業・資源管理」
    『歴史地理学』(歴史地理学会)51巻4号,47-53頁,2009年9月.

  • 書評「中山正典著:風と環境の民俗」
    『週刊読書人』(株式会社読書人)2809号(2009年10月16日号),3頁,2009年10月.

  • 討論「実践の民俗学の傍らで」
    『日本民俗学』(日本民俗学会)261号,228-230頁,2010年6月.

  • 書評「石原 潤編著:変わり行く四川」
    『地理学評論』(日本地理学会)83巻5号,536-538頁,2010年9月.

  • 書評「Kinda,A.ed.:A Landscape History of Japan」
    『地理学評論』(日本地理学会)83巻6号,650-652頁,2010年11月.

  • 書評「高橋春成編著:日本のシシ垣―イノシシ・シカの被害から田畑を守ってきた文化遺産」
    『歴史地理学』(歴史地理学会)53巻3号,27-29頁,2011年6月.

  • 調査報告「平戸島春日集落における信仰の場所と空間構造」
    『平戸紀要』(平戸市教育委員会)1号,25-47頁,2012年3月.

  • 書評「金田章裕著:文化的景観―生活となりわいの物語」
    『東京新聞』(中日新聞社)25003号(2012年6月10日号),9頁,2012年6月.

  • 学界展望(2012年1月〜12月)「村落」
    『人文地理』(人文地理学会)65巻3号,238-240頁,2013年6月.

  • 調査報告「中国江北地区空中写真の撮影主体と撮影目的―アジア歴史資料センターの資料から」
    『外邦図研究ニューズレター』(大阪大学文学研究科人文地理学教室)10号,19-24頁,2013年8月.(今里悟之・波江彰彦・小林 茂の共著)

  • 解説「村落共同体」
    人文地理学会編『人文地理学事典』(丸善出版),392-393頁,2013年9月.

  • 学界展望(2009年1月〜2011年12月)「地理学と民俗学」
    『日本民俗学』(日本民俗学会)277号,162-177頁,2014年2月.

  • 書評「佐々木高弘著:神話の風景」
    『地理学評論』(日本地理学会)88巻3号予定,頁数未定,2015年5月予定(受理済).

《学会発表》
  • 「離島における空間認識と社会過程」
    日本地理学会1998年度秋季学術大会,北海道大学,1998年9月.

  • 「「村落空間論」の統合的視座を求めて―信州諏訪地方の一村落を題材とした試み」
    人文地理学会第232回例会,近畿地方発明センター,1999年12月.

  • 「四川農村の村落領域と景観形成―成都市域調査報告(5)」
    日本地理学会2000年度春季学術大会,早稲田大学,2000年3月.

  • 「在アメリカ外邦図の所蔵状況―議会図書館,AGS・Golda Meir図書館,ハワイ大学ハミルトン図書館の調査から」
    東北地理学会2002年度第2回研究集会,東北大学,2002年11月.(今里悟之・久武哲也の共同発表)

  • 「丹後半島新井集落における空間民俗分類の性差」
    人文地理学会2002年度大会,関西大学,2003年11月.

  • 「日本および海外諸機関における外邦図の系譜関係」
    日本地理学会2004年度秋季学術大会,広島大学,2004年9月.(久武哲也・今里悟之の共同発表)

  • 「旧日本軍撮影の空中写真の特徴とその利用可能性」
    日本地理学会2004年度秋季学術大会,広島大学,2004年9月.(長澤良太・今里悟之・渡辺理絵の共同発表)

  • 「地理学者の中国農村調査」
    人文地理学会第20回アジア地域研究部会,兵庫教育大学大学院神戸サテライト,2005年6月.

  • 「ジェームズ・ダンカンとナンシー・ダンカン―テクストとしての都市景観」
    人文地理学会第260回例会,立命館アカデメイア@大阪,2007年4月.

  • 「むらの空間論の共同性―村落社会地理学の系譜」
    日本村落研究学会2007年度西日本・中四国地区研究会,龍谷大学,2007年9月.

  • 「戦中期に日本軍が中国大陸で撮影した空中写真の標定について」
    日本地理学会2007年度秋季学術大会,熊本大学,2007年10月.(岡本有希子・長澤良太・今里悟之・久武哲也・小林 茂の共同発表)

  • 「村落耕地における筆名の民俗分類―命名の基準と空間単位」
    人文地理学会第114回歴史地理研究部会,大阪教育大学,2009年5月.

  • 「一番小さい地名―滋賀県野洲市の田畑の事例から」
    兵庫地理学協会2009年度特別例会,神戸大学,2009年12月.

  • 「空間分類体系の最小単位としての筆名―課題と展望」
    人文地理学会2012年度大会(特別研究発表),立命館大学,2012年11月.

  • Naming methods of folk agricultural plot names in Japanese villages: A connection between geography and cognitive linguistics.
    IGU Kyoto Regional Conference 2013, Kyoto International Conference Center, Aug.2013.



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