九州史学研究会第1回歴史資源部会開催のご案内(12/7)

会員各位

下記日程のどおり第1回歴史資源部会を開催いたしますので、お知らせいたします。
よろしくお願いいたします。

九州史学研究会事務局

九州史学研究会歴史資源部会 第1回研究会開催のご案内

 九州史学研究会は博物館学芸員や文書館、自治体史編纂などに関わる会員が多く、これまでに『九州史学』創刊50周年記念事業の一環として、特集号『博物館の現在と未来―指定管理者制度をめぐって―』(148号)を刊行し、その後も特集号『近世大名展をつくる/みる』(158号)を発刊するなど議論を重ねてきました。また2015年度総会においては、古代史・中世史・近世史・近現代史の4部会に加えて、如上の諸問題に関する意見交換や情報共有、議論の深化を図るため、「(仮称)特設部会」の設置を提案し、承認されました。

 2016年4月の熊本地震は歴史資料や文化財の被害も大きく、救出や復旧が緊要な課題となりました。同年6月に「特設部会」は熊本地震に関する情報交換会を開き、被災資料を救出するための後方支援体制と方法の構築が不可欠であることを確認しました。そこで九州史学研究会が当面の窓口となって、支援活動への参加者を登録・募集する「熊本地震被災歴史資料レスキューサポート」を設置しました。ここで「特設部会」に区切りをつけ、2018年度大会で「特設部会」を改称し「歴史資源部会」を設置することが承認されました。

 このたび歴史資源部会の第1回研究会を下記の要領で開催することになりましたので、ご案内いたします。多くの方々にご出席賜りますようお願い申し上げます。

1 日 時  2019年12月7日(土) 13:30~18:00
2 会 場  九州大学旧工学部本館4番教室(福岡市東区箱崎6-10-1)
3 内 容  「歴史資源」の射程と方法           ※時間は質疑を含む
(1)報 告 日比野利信氏(北九州市立自然史・歴史博物館) 13:35~14:35
       博物館法の此岸と彼岸を超えて
        ―文化庁のクラスター形成支援事業と北九州市―
(2)報 告 杉山未菜子氏(福岡市文化財活用課)      14:45~15:45
       文化庁の「歴史文化基本構想」支援事業と福岡市
(3)講 演 中村 尚史 氏(東京大学社会科学研究所)    16:00~17:30
       総合地域調査とオーラルヒストリー
       ―東京大学社会科学研究所の釜石調査より―
(4)情報交換会                      17:30~18:00
       講演・報告および部会運営に関する意見交換
       その他の情報提供
4 参加料  300円
5 問合せ先 九州史学研究会歴史資源部会長 日比野 利信
        メールアドレス hibino-t@csf.ne.jp

 ◎全日程終了後の18:15から懇親会を行うように予定しています。