学部一年生の皆様、ご入学おめでとうございます。
高校生の皆様、国文に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
この頁では国文での学部生の活動について、代表的なキーワードとして 三つのことをご紹介します。



Keyword1◆「くずし字」

「くずし字」とは、古文書などに見られるうねうねした字のこと。
国文の研究にはこの「くずし字」が不可欠です。
先生や先輩がそのためのサポートを行いますので、
国文の学生は三年間で全員がくずし字を読めるようになります。

Keyword2◆「語学と文学」

国文の研究は、大きく二つに分けられます(詳しくは「国文とは?」の頁へ)
専門を深め、卒論を書くためには、両方の基礎知識が必要です。
国文では語学と文学、二つの分野を知ることができます。お得!

Keyword3◆「大所帯」

国文の定員は一学年18人! 文学部屈指の大所帯です。
大所帯の良いところは、気が合う人も合わない人も、先輩も後輩も たくさんいること。人脈も世界も(少しですが)広がります。



研究室配属は「成績順」!!

 九州大学文学部では、1年生後期に専門分野(研究室)の希望を取り、2年生の春に研究室配属が決定します。 学生は第五希望あたりまで記入し、教務が成績上位者から希望を叶える形式で機械的に配属していきます。 つまり、自分の希望通りの研究室に入るためには、1年生の間に行われる基幹教育(教養)をさぼらず、好成績で取っておくことが必要になるわけです。
 「教養だし可で良いから出席だけしとこー」とか抜かしていると、2年次から「わしはこんなとこ来とうはなかった!(`・ω・´)」 となってしまいますので、基幹教育も研究室選びも真面目に頑張ってくださいね。





以下、国文の学部三年間をちょっと解説します。
研究室選びの参考にしてください。

前期:
本格的な演習は3年生から。それまでは講義でしっかり基礎固め。
3年次になるべく演習準備に時間を割けるように、取れる科目を取っておく。
「くずし字道場」も随時開講中! 早めにくずし字に親しめます。

後期:
基礎演習開講。3年次の演習で使う文献や資料などを初めて触る。
翻字(くずし字を活字に直すこと)も本格的に始まります。
初めて尽くしで不安? そんな時こそ先輩を呼びな…!(`・ω・)キリッ


前期:
演習が始まりました! これぞ大学! これが研究!
開講される演習は一期に4(+1)科目。
時間をかけてしっかり準備しましょう。
5月ごろには一泊二日の研究室旅行もあるぞ!

後期:
演習は通年で受けることを推奨しているものもある。
3年生の間に一通り受講し、卒論に向けて自分の興味関心を育てましょう。
後期終了後、春休み期間に卒論ガイダンスがあります。
執筆に向け、ふわっとで良いので考えを膨らませましょう。


前期:
就活、教採、公務員試験、色々あるけど卒論も焦らず少しずつ。ひとりじゃ頑張れない人は、同じ分野の院生や同期と卒論勉強会をして、締切を作る作戦もあり。
4月と7月に卒論構想書を提出します。
夏休みに前期院試があります。詳しくは「院生になりたい人へ」を見てね。

後期:
10月、卒論中間発表でここまでの進捗を発表します。
秋冬は卒論執筆。ひとりじゃ頑張れない人は(以下略)
1月10日、卒論提出! これまでの疲れを労いましょう。
2月、後期院試と卒論口頭試問が行われます。先生に思いの丈を伝えましょう。