教員紹介

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九州大学教授 辻田 淳一郎

1973年長崎県生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科(学府)博士後期課程単位取得退学。福岡県教育庁文化財保護課、九州大学大学院人文科学研究院専任講師、同准教授を経て現職。博士(比較社会文化)。2023年、第35回濱田青陵賞受賞。

専門:日本考古学。主な研究テーマは日本列島の古代国家形成過程に関する比較考古学的研究。弥生時代~古墳時代の遺跡から出土する物質文化の分析を基礎として、社会の複雑化の実態解明やその相対化を目指しつつ研究を行っている。

著作:『鏡と初期ヤマト政権』(すいれん舎, 2007)、『同型鏡と倭の五王の時代』(同成社, 2018)、『鏡の古代史』(角川選書, 2019)など

E-mail: tsujita@lit.kyushu-u.ac.jp

 

九州大学名誉教授 西谷 正

1938年、大阪府生まれ。京都大学院修了後、奈良国立文化財研究所、福岡県教育委員会を経て九州大学へ。2002年3月退官。

現在、九州大学名誉教授、九州歴史資料館名誉館長、海の道むなかた館長、糸島市立伊都国歴史博物館名誉館長、名誉文学博士。

専門:東アジア考古学

著作:『考古学からみた古代日本と朝鮮』(編著,学生社,1978)、『韓国考古通信』(学生社,1980)、『韓国文化の源流』(共著,学生社,1981)、『韓国考古学概説(増補改訂)』(共著,六興出版,1984)、『古代朝鮮と日本』(編著,名著出版,1990)、『邪馬台国時代の国々』(編著,雄山閣,1999)、『韓半島考古学論叢』(編著,すずさわ書店,2002)など

 

九州大学名誉教授 宮本 一夫

1958年島根県松江市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。その後同大学助手、愛媛大学法文学部助教授を経て1994年に九州大学へ。博士(文学)。2003年、第16回濱田青陵賞受賞。アメリカ芸術科学アカデミー外国人名誉会員。2024年3月に定年により退職後,九州大学名誉教授。

専門:東アジア考古学。東アジアの新石器時代から初期鉄器時代の比較考古学ならびに、比較文明論を研究する。現在、水田農耕の起源地や初期青銅器を明らかにするために共同研究を中国において進めている。またユーラシア東部の青銅器時代人類史の再構築のため、毎年モンゴル国において共同発掘調査を実施している。

著作:『中国古代北北疆史の考古学的研究』(中国書店,2000)、『中国の歴史01 神話から歴史へ』(講談社,2005)、『海岱地区早期農業和人類学研究』(編集,科学出版社,2008)、『農耕の起源を探る―稲の来た道―』(吉川弘文館,2009)、『中国初期青銅器文化の研究』(編著,九州大学出版会,2009)、『東チベットの先史社会―四川省チベット自治州における日中共同発掘調査の記録―』(編著,中国書店,2013)、『 西南地区北方譜系青銅器及石棺葬文化研究-中日合作西南地区北方譜系青銅器及石棺葬文化研究』(編著,科学出版会,2013)、『遼東半島上馬石貝塚の研究』(編著,九州大学出版会,2015)、『Excavations at Daram and Tevsh Sites:A report on Joint Mongolian-Japanese Excavations in Outer Mongolia』(編著,九州大学,2016)、『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』(同成社,2017)など

九大広報32号2003/11 インタビュー記事
九大広報67号2010/1 インタビュー記事(pdf)
九州大学トピックス2018/05/15