文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学講義 III
Philosophy (Lecture III)
講義題目  哲学史による哲学入門
教授 菊地 惠善
科目ナンバリングコード: LET-HUM2113J
講義コード: 16051201
2016 前期
毎週 月曜3限
箱崎 交流@ 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/3/24 (11:10)
授業の概要 現代という時代の特質を知るためには、そこに至るまでの過去の歴史を辿ってみるのが非常に有効な方法である。哲学も、それがいつも時代の問題を捉える思考であるなら、現代の哲学を知るには、現代に至るまでの哲学の歴史を辿ってみるのが非常に重要である。そこでこの講義では、近代の大哲学者カントから始めて、ドイツ観念論の展開を経て、19世紀、20世紀に至るまでの様々な哲学思想を概観することを試みる。19世紀のニーチェや20世紀のハイデッガーの哲学も哲学史の中に置き入れてみて初めて、そこで問われた問題がどのような本質的な意味を持つかが理解されるだろう。哲学が単なる思い付きや常識を逆なでする屁理屈ではなく、時代の問題を捉える冒険であり、その解決を探る挑戦であることを伝えたい。

(This lecture course is designed to introduce students to some fundamental philosophical problems through the history of modern philosophy from Kant to Heidegger.)
キーワード : 哲学史 カント ハイデッガー 
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B2-f [社会との関わり]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
哲学の問題の意味と、その探究の必要性について理解できる。 哲学の問題の意味が理解できる。 哲学の問題の意味がおおよそ理解できる。 哲学者や哲学用語を覚えているが、問題や探究の意味が理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 『西洋思想の歩み‐ロゴスの諸相』(岩田靖夫他、有斐閣、1993年)
『テキストブック西洋哲学史』(渡辺二郎他、有斐閣、1984年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入:哲学とは何か(1回)
2 カント(3回)
3 フィヒテとシェリング(1回)
4 ヘーゲル(2回)
5 ニーチェ(2回)
6 フッサール(2回)
7 ハイデッガー(3回)
8 総括:哲学の将来(1回)

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B2-f
[社会との関わり]
備考(欠格条件、割合等)
出席 講義内容関する質問票を1回以上提出する。
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)