文学部 人文学科 哲学コース
中国哲学史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
中国文献学基礎演習 II
Chinese Classics (Seminar II)
講義題目  中国文献学基礎演習U
佐賀大学文化教育学部 教授 近藤 則之
科目ナンバリングコード: LET-HUM2242J
講義コード: 16051103
2016 前期
毎週 月曜2限
箱崎 中哲演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/2/29 (15:14)
授業の概要 初めに中国思想史の文献を読む上で必要となる種々の基礎的知識を習得させることを目指し、『中庸説』(安井息軒)をテキストとしてこれを講読する。講読は受講生によるテキスト読解と、本文や注釈の背後にある思想史的諸課題の調査の発表という形で行う。その過程で、漢文読解上の留意点、中国古典の分類法や探査法等の説明、及び中国思想史上の諸問題の解説を行っていく。

(•This course aims to familiarize students with the source materials available for the study of Chinese thought.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
漢文訓読法の理解の理解が十分で、返り点の付いた漢文であれば十分に読解できる。 漢文訓読法の理解の理解がかなりの程度進み、返り点の付いた漢文であれば、かなりの程度十分に読解できる。 漢文訓読法の理解の理解がかなりの程度進み、返り点の付いた漢文であれば、大きな誤りなく、読解できる。 漢文訓読法の理解の理解がかなりの程度進不十分で、返り点の付いた漢文でも、大きな誤りが生じる。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
辞書を自在に活用し、漢字・漢語の多様な語義を十分に押さえ、専門文献を精確に解釈ができる。 辞書を自在に活用し、漢字・漢語の多様な語義をある程度押さえ、専門文献をある程度精確に解釈ができる。 辞書を十分に活用し、漢字・漢語の多様な語義をある程度押さえ、専門文献を大きな誤りなく解釈ができる。 辞書の活用が十分でなく、漢字・漢語の多様な語義をある程度押さえることはできるが、、専門文献の解釈に大きな誤りが生じる。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
注釈の出典調査を十分に行い、注釈の背後の思想的課題を調べ、専門資料をめぐる問題の在りかを十分説明できる。 注釈の出典調査を十分に行い、注釈の背後の思想的課題を調べ、専門資料をめぐる問題の在りかをかなりの程度説明できる。 注釈の出典調査を行い、注釈の背後の思想的課題を調べ、専門資料をめぐる諸問題をある程度まで説明できる。 注釈の出典調査を行い、注釈のの背後の思想的課題の調査が不十分で、専門資料をめぐる諸問題が説明できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 安井息軒撰『中庸説』(プリントを準備する)
参考書 : 藤堂明保著『漢語と日本語』(秀英出版)
近藤春雄著『漢文学び方の基礎』(武蔵野書院)。その他は授業中に順次紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 漢文訓読上の諸問題の解説 授業内容の整理と復習。
2 同上 同上
3 同上 同上
4 同上 担当者は指定範囲と指定事項の調査とレジュメの作成。担当者以外は授業の復習と資料読解を中心に予習。
5 受講者による読解結果、調査結果の発表 演習 同上
6 同上 演習 同上
7 同上 演習 同上
8 同上 演習 同上
9 同上 演習 同上
10 同上 演習 同上
11 同上 演習 同上
12 同上 演習 同上
13 同上 演習 同上
14 同上 演習 同上
15 同上 演習 授業全体を復習し、試験に備える。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-e
[専門資料の分析]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 50%
期末試験 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業の前後に対応する。

授業以外での学習に当たって : 辞書を十分に活用すること。注釈に引かれた文献をできるだけ現物に当たって調べ、その文献の作者の思想的特徴まで調べること。担当者は学修時間ではなく、自己に納得が得られるまで十分に調べる。担当者以外は2時間程度の読解についての予・復習を行うこと。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)