文学部 人文学科 哲学コース
美学・美術史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
現代芸術論講義 V
Study of Contemporary Art (Lecture V)
講義題目  戦争と美術
教授 後小路 雅弘
科目ナンバリングコード: LET-HUM3251J
講義コード: 16052301
2016 前期
毎週 火曜4限
箱崎 203 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/3/13 (18:07)
授業の概要 「戦争」とりわけ「アジア太平洋戦争」に関わる美術をめぐる問題を、日本とアジア諸国の双方向の視点で考える。近代日本において、戦意高揚のプロパガンダとして描かれた官製の「戦争画」をはじめ、戦後に描かれた戦争をテーマにした作品、植民地下あるいは占領下/占領後のアジアにおける美術家たちの作品などを対象に、さまざまな問題を考える。

(This lecture course focuses on propaganda art in Asia-Pacific war in order to provide an overview of the basic perspectives and concepts of the relation between art and war.)
キーワード : アジア太平洋戦争 プロパガンダ 美術
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 【注意】平成25年度以前の入学者は「美学美術史講義III」に読み替えて履修登録してください。なお、同じ科目名の講義を既修の者は履修登録出来ません。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを十分に理解できる。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを少しは理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できていない。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を十分に獲得できている。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法をかなり獲得できている。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得できている。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を十分に獲得できていない。
B_C-f [社会貢献の意欲]
人文学の視点から人類や世界、地域社会への貢献を考える志向を持つ。
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを十分に理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチをかなり理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : とくになし
参考書 : 授業中に指示
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 「戦争画」とはなにか 美術家たちの「戦争」
2 「陸海軍作戦記録画」そして戦後の「戦争画」問題
3 戦後の「戦争」表現1 浜田知明
4 戦後の「戦争」表現2 香月泰男
5 戦後の「戦争」表現3 丸木夫妻の原爆の図
6 戦後の「戦争」表現 その他の画家たち
7 戦勝国の「戦争画」1 ヘンリー・ムア
8 戦勝国の「戦争画」2 シャガール
9 戦勝国の「戦争画」3 ミロ
10 「大東亜戦争」とアジア太平洋
11 植民地の美術家と「戦争」
12 日本軍政と東南アジア美術史1 フィリピン
13 日本軍政と東南アジア美術史2 インドネシア
14 日本軍政と東南アジア美術史3 シンガポール
15 日本軍政と東南アジア美術史4 タイ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-f
[社会貢献の意欲]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 試験 授業内容をふまえつつ、戦争画をめぐる諸問題をどれだけ自分なりに総合的に理解しているかについて評価する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 展覧会などを通して、できる限り実際の作品に触れること

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)