文学部 人文学科 歴史学コース
日本史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生、3年生、4年生
対象学部等:
日本史学講義 III
Japanese History (Lecture III)
講義題目  大宰府鴻臚館の歴史
教授 坂上 康俊
科目ナンバリングコード: LET-HUM3312J
講義コード: 16054601
2016 後期
毎週 木曜2限
箱崎 交流@ 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/9/24 (20:24)
授業の概要 筑紫館成立前史から大宰府鴻臚館の廃絶までを、基本資料・出土文字資料、及び発掘調査の成果を踏まえながら、年代順に検討していく。余裕があれば、整備状況、将来像についても共に考えていきたい。

(•This lecture course focuses on the history of the Dazaifu Korokan,a diplomatic lodge built in Ancient Fukuoka, in order to provide an overview of the basic perspectives and concepts of the relationship between ancient Japan, Silla and Tang China.)
キーワード : 鴻臚館 筑紫館 遣唐使 遣新羅使 新羅使 入唐僧 日宋貿易
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-d [資料の理解]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
通説とは異なる新しい的確な理解を打ち出す。 通説的な理解に対して、批判的に臨む。 通説的な理解を身につける。 史資料についてどんな議論が行われているか理解できていない。
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
通説とは異なる新しい的確な読解を打ち出す。 通説的な読みに対して、批判的に読む。 通説的な読解ができる。 読めない。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
先行研究とは異なる新しい的確な理解を打ち出す。 先行研究に対して、批判的に臨む。 先行研究の内容、経緯を理解する。 先行研究が何を言っているのか理解できていない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
通説とは異なる新しい的確な理解を打ち出す。 通説的な理解に対して、批判的に臨む。 通説的な理解を身につける。 資料が分析出来ていない。
B_B1-f [批判的討論]
批判的な討論を通して、自らの意見をより客観的視点から組み立てる姿勢を養うことができる。
通説とは異なる新しい的確な理解を打ち出す。 通説的な理解に対して、批判的に臨む。 通説的な理解を身につける。 批判が空回りしている。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 必要な史料は、基本的にこちらで用意して配布する。
参考書 : 福岡市埋蔵文化財調査報告書『史跡 鴻臚館跡』1-21、福岡市教育委員会
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 鴻臚館概観と問題点の提示
2 鴻臚館に関する資料・史料状況と研究史概略
3 鴻臚館に関する文献資料の読解1
隋使の到来
4 鴻臚館に関する文献資料の読解2
7世紀の筑紫館
5 鴻臚館に関する文献資料の読解3
8世紀の筑紫館
6 鴻臚館の発掘史
7 鴻臚館跡出土木簡の諸問題
8 平安京その他の鴻臚館と客館
9 鴻臚館に関する文献資料の読解4
9世紀の鴻臚館
10 鴻臚館に関する文献資料の読解5
10世紀の鴻臚館
11 いわゆる大宰府客館の諸問題
12 鴻臚館の終焉
13 鴻臚館の整備の歴史
14 鴻臚館の整備の方向性

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B1-f
[批判的討論]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 坂上のすべての授業の前後

授業以外での学習に当たって : 一度は福岡城の中にある鴻臚館遺跡に行ってみてほしい。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)