文学部 人文学科 歴史学コース
日本史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本史学講義 XII
Japanese History (Lecture XII)
講義題目  近世平戸藩の学術と文芸
准教授 岩崎 義則
科目ナンバリングコード: LET-HUM4313J
講義コード: 16052801
2016 後期
毎週 火曜4限
箱崎 103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/5/10 (07:32)
授業の概要 今期は、全国的にみても特色ある大名家文庫の一つである松浦静山が創設した「平戸藩楽歳堂文庫」を中心としてとりあげる。これまで、近世における大名家文庫の研究は、特定の専門分野の研究者が研究対象である特定の書物・資料に関する研究を推進することでなされてきた。それらの研究は高い水準において成果を示したが、一方で、総体としての文庫形成の過程や背景、書物(知識)の蓄積がもたらした様々な影響に関する研究評価は、史料的な制約も多く、充分な検討がなされていない。そこで本講義では、極めて精緻な文庫創設者による自筆目録が伝来した平戸松浦家を対照として上記の課題を考察してみたい。

(Pick up as the center which is one of the distinctive feudal lords paperback "松浦静山" was founded "平戸藩楽歳堂文庫"."楽歳堂" (historical library) of the formation process and background, research evaluation of the various effects of accumulation brought the book (knowledge) is, many historical constraints, sufficient consideration has not been made.)
キーワード : 松浦静山 平戸藩楽歳堂 大名家文庫 平戸松浦家
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
近世大名家文庫研究を意義を体系的かつ総合的に理解できる。 近世大名家文庫研究の意義を体系的に理解できる。 近世大名家文庫研究の意義を理解できる。 近世大名家文庫研究の意義を自分なりに理解できない。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
近世期の藩政資料について専門的な理解ができる。 近世期の藩政資料について充分な理解できる。 近世期の藩政資料を理解できる。 近世期の藩政資料について理解しようとしない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
蔵書目録の内容について体系的な理解ができ、かつその蔵書目録の意義が理解できる。 蔵書目録の内容について体系的な理解ができる。 蔵書目録の内容について理解できる。 蔵書目録の内容を理解しようとしない。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
蔵書目録とその関連資料を用いて、文庫の形成過程が論述できる。 蔵書目録を用いて、文庫の形成過程が論述できる。 文庫の形成過程が論述できる。 文庫の形成過程を示すことができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に定めない。
参考書 : 特に定めない。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 近世大名家文庫の概要1
3 近世大名家文庫の概要1
4 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー和書編1
5 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー和書編2
6 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー和書編3
7 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー和書編4
8 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー漢籍編1
9 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー漢籍編2
10 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー漢籍編3
11 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録の研究ー漢籍編4
12 個別大名文庫の研究1 報告
13 個別大名文庫の研究2 報告
14 個別大名文庫の研究3 報告
15 まとめ・総括

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-d
[専門的思考方法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 講義終了後など適宜実施する。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)