文学部 人文学科 歴史学コース
東洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生以上
対象学部等:
東洋史学演習 XI
East Asian History (Seminar XI)
講義題目  中央ユーラシア史漢語史料講読
講師 舩田 善之
科目ナンバリングコード: LET-HUM4354J
講義コード: 16054402
2016 前期
毎週 木曜5限
箱崎 東史研 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2016/3/8 (21:30)
授業の概要 中央ユーラシア史に関する漢語史料を講読する。今期は『黒韃事略』をとりあげる。『黒韃事略』は,モンゴル帝国に派遣された宋(南宋)の使節の見聞記である。

(This course aims to familiarize students with the historical sources of Central Eurasia written in Classical Chinese. Students will be required to read Hei Da Shilüe in advance and prepare its revised text and annotated Japanese translation in turn.)
キーワード : 中央ユーラシア モンゴル 遊牧民 元 南宋 古典漢文
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 高校レベルの世界史及び漢文の知識
特記事項 マナーを守って受講し,授業に集中すること。私語・飲食ならびに内職(他の授業の予習及びそれに類する行為)など授業に関係ない行為は禁止。飲食については,必要最低限の水分補給としてミネラル・ウォーターのみ認める。ただし,受講者全員でシェアする場合は,その限りではない。パソコン・タブレット端末などで授業に関係ない操作をしていた場合,許可なく携帯電話・スマートフォンを閲覧・操作した場合は,当該科目の評価をFとする。
携帯電話・スマートフォンは電源をオフの上,鞄にしまうこと。辞書機能の使用を希望する場合は,あらかじめ教員の許可を得た上で指定された座席に着席すること。
講義中・ディスカッション中における積極的な質問・応答・発言を期待し,高く評価する。挙手の上,質問・発言すること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
とりあげた史料を十分に読解し,他の史料と比較しながら批判的に解釈できた。 とりあげた史料を十分に読解できた。 とりあげた史料をある程度読解できた。 とりあげた史料の読解が不十分である。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
とりあげた史料の歴史的背景を十分に理解し,歴史学的な思考に活用することができた。 とりあげた史料の歴史的背景を十分に理解できた。 とりあげた史料の歴史的背景をある程度理解できた。 とりあげた史料の歴史的背景に対する理解が不十分である。
B_C-b [粘り強さ]
史資料や文献、情報の収集と読解に地道に取り組む姿勢を持つ。
大漢和辞典・漢語大詞典・歴史事典・人名事典・地名事典で用語を調べ,その意味を十分に吟味・解釈し,関連の研究成果や史料を踏まえてその内容を解説できた。 大漢和辞典・漢語大詞典・歴史事典・人名事典・地名事典で用語を調べ,その意味を十分に吟味・解釈できた。 大漢和辞典・歴史事典などで用語を調べ,その意味を解釈できた。 史料の予習が不十分である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 彭大雅(撰);徐霆(疏)『黒韃事略』
版本・抄本・校訂本のコピーを配付する。
参考書 : 各自,漢和辞典(『全訳漢辞海』か『新字源』)を持参すること。漢文初級者には前者を薦める。
その他の工具書については,授業中に紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 史料講読 演習 史料講読の予習
3 卒業論文構想発表 演習 研究発表の準備
4 史料講読 演習 史料講読の予習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-b
[粘り強さ]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 30%
プレゼンテーション 50%
レポート 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業後,あるいはオフィスアワー

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)