文学部 人文学科 歴史学コース
東洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東洋史学演習 XV
East Asian History (Seminar XV)
講義題目  戦国期日本とアジア
名古屋学院大学国際文化学部教授 鹿毛 敏夫
科目ナンバリングコード: LET-HUM2356J
講義コード: 16055923
2016 前期
集中
箱崎 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/4/1 (15:16)
授業の概要 本講義では、15・16世紀(戦国時代)の日本に軸足を置いて、「唐人」と呼ばれた中国および「南蛮」と呼ばれた東南アジア諸国との関係史を考察します。具体的な分析対象となるのは、明代中国、ポスト・アンコール期カンボジア、シャム等の国々で、室町幕府や大内氏・相良氏・大友氏・松浦氏・島津氏等の日本の守護大名・戦国大名がこうした国々とどのような関係を結びながら領国経営を行っていたかを検証します。

(By this lecture, we learn the history with Japan and China of the 15th to the 16th century concerned.
In addition, we learn the history of relations with Japan and Cambodia of the 16th century.)
キーワード : 唐人、南蛮、室町幕府、戦国大名
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 開講は9月5日(月)〜9日(金)を予定しています。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、その視座の特質を理解し説明できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、その視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえている。 人文学の基礎知識が物足りない。
B_A-d [資料の理解]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
史資料・文献の分析と解釈、および世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。 史資料・文献の分析と解釈、および世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解できる。 史資料・文献の分析と解釈ができる。 史資料・文献の正確な分析と解釈が求められる。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。 専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を理解できる。 専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析できる。 専門分野で必要な史資料や文献の収集方法とその分析手法に未熟である。
B_B2-c [思考能力]
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を充分に身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法を身に付ける。 人文・社会科学の方法と思考能力が身に付いていない。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。 専門分野の内容に関する理解と思考方法を獲得する。 専門分野の内容に関する理解ができる。 専門分野の内容に関する理解と思考方法が獲得できていない。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようと行動する。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。 幅広い知識を身に付けようとする意欲を持つ。 幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲に物足りない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 鹿毛敏夫『アジアのなかの戦国大名―西国の群雄と経営戦略―』(吉川弘文館、2015年)
参考書 : 村井章介他編『日明関係史研究入門』(勉誠出版、2015年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 大内氏の対明貿易
2 相良氏の遣明船
3 大友氏の遣明船
4 海禁と倭寇
5 日明貿易の輸出品 演習
6 日本産硫黄の輸出 演習
7 中世の硫黄生産 演習
8 硫黄流通と銀流通 演習
9 来日唐人の社会的機能 演習
10 唐人と戦国大名 演習
11 中世日本の唐人文化 演習
12 南蛮と戦国大名 演習
13 カンボジアと島津氏 演習
14 キリシタン大名 演習
15 アジア史と戦国日本 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-c
[思考能力]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 40%
レポート 30%
出席 30%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 講義期間中以外の連絡はメールで受け付けます。kage@ngu.ac.jp

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)