文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
(H27年度以前入学者)ヨーロッパ古代・中世史講義
Ancient & Medieval European History (Lecture)
講義題目  キリスト教とヨーロッパの形成
九州大学言語文化研究院 阿部俊大
科目ナンバリングコード: LET-HUM2434J
講義コード: 16053202
2016 前期
毎週 水曜3限
箱崎 101 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/4/1 (22:18)
授業の概要 ヨーロッパ(西欧)文明を形成する主要な要素の一つがキリスト教である。本講義では、キリスト教(特にカトリック)がどのように誕生し、ヨーロッパ社会の形成にどのように影響してきたのか、生活文化や政治思想など、幅広い事象に目を向けつつ講義する。対象となる時代は、古代から11世紀頃にかけて、対象地域は古代オリエントから西欧各地域に渡る。講義に際しては適宜、参考となる専門文献や史料、映像素材などを参照する。

(•This course provides an in-depth examination of religious aspects of European Ancient and Medieval history. The course also occasionally touches on relevant topics in Ancient history of Middle-East.)
キーワード :
履修条件 : 特にありません。
履修に必要な知識・能力 : 特にありません。
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
発展的な知識を身に付けている。 発展的な知識を身に付けつつある。 基礎的な知識を身に付けている。 基礎的な知識が身に付いていない。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
文献の内容を正しく把握し、知識として身に付け、説明することができる。 文献の内容を正しく把握し、知識として身に付けている。 文献の内容を正しく把握できている。 文献の内容を正しく把握できていない。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
テーマの研究状況、その問題点や発展の可能性を正しく理解している。 テーマの内容を正しく把握し、研究史を整理できている。 テーマの内容を正しく把握できている。 テーマの内容を正しく把握できていない。
B_B2-e [コミュニケーション能力]
学問的な討論の場を通して、自分の意見を精確かつ明確に表現する能力と他者の意見を理解するコミュニケーション能力を鍛錬し、広く世界と交流できる力を養う。
文献の内容を正しく、わかりやすく整理して報告でき、専門的な議論を行うことができる。 文献の内容を正しく、わかりやすく整理して報告できている。 文献の内容を正しく報告できている。 文献の内容を正しく報告できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に指定しません。必要な文献があれば、随時指定します。
参考書 : 上智大学中世思想研究所編訳/監修『キリスト教史』シリーズ、平凡社、1996−1997年。
松本宣郎『キリスト教の歴史〈1〉初期キリスト教〜宗教改革』岩波書店、2009年。
授業資料 : シラバス等、必要な資料は授業中に随時配布します。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 一神教とユダヤ教
3 キリスト教の形成とヘレニズム文明の影響
4 ローマ帝国の変容とキリスト教
5 ゲルマン人諸国とキリスト教
6 研究紹介:山田欣吾『教会から国家へ』他
7 修道院
8 研究紹介:『ヨーロッパ成立期の学校教育と教養』他
9 キリスト教と初期中世の生活文化
10 研究紹介:『中世の聖と俗』他
11 ローマ教会(教皇庁)の発展
12 研究紹介:『暦の歴史』他
13 キリスト教世界の拡大:北欧・中東欧への宣教
14 研究紹介:『ヨーロッパ政治思想の誕生』他
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-e
[コミュニケーション能力]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 成績評価は、基本的に、プレゼンテーションと毎回の授業における貢献度に基づいて行います。必要な場合には、レポートまたは期末試験などを行う可能性もあります。
学習相談 学習相談 : 授業の前後に相談を受け付けます。
または、th-abe@flc.kyushu-u.ac.jp にメールで連絡してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)