文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
(H27年度以前入学者)ヨーロッパ古代・中世史演習 IV
Ancient & Medieval European History (Seminar IV)
講義題目  フランス中世史料研究
教授 岡崎 敦
科目ナンバリングコード: LET-HUM3442J
講義コード:
2016 後期
毎週 木曜2限
箱崎 演習室 教室
M/J科目 (日本語, French)
更新情報 : 2016/3/19 (11:30)
授業の概要 フランス中世史関連のさまざまな史料を読解しながら、史料取り扱いの技術を学ぶとともに、中世史の基礎知識を身につける。
歴史学研究の基礎は、史料の正しい読解にあり、そのためには多くの多様な史料に触れながら、要求されるさまざまな技術を身につけねばならない。ここでは、フランス中世史に素材をとって、文書や年代記、法典、会計簿などのさまざまな類型の史料を読解し、政治・経済・宗教などの多様な中世世界がどのように史料に現れているのかを体験する。具体的には、フランスで出版されているさまざまな教育用史料集に素材をもとめて、そこから選択された史料の本文、およびそこに付された注釈の読解によって進める。また、固有名詞や述語をはじめとする基礎知識については、個別に調査と発表を求める。

(This course aims to familiarize students with the source materials available for the study of French Medieval History.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : フランス語、ラテン語読解能力
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-d [資料の理解]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、ある程度、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈などが、最低限度行える。 史資料・文献・作品の分析と解釈などを行うための、基礎的な知識や技能に欠ける。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を、ある程度解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を、最低限度解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を、解釈、分析するための知識や技能に欠ける。
B_B1-c [外国語運用能力]
外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。
外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。 外国語の運用能力を高め、ある程度、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。 外国語によって、専門文献や資料を読解することができる。 外国語の専門文献や資料を理解することができない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。 専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、ある程度、その内容を自分の言葉で表現できる。 専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析することができる。 専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析することができない。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。 専門分野の内容に関するある程度の理解と、学問固有の思考方法を獲得する。 専門分野の内容に関してある程度理解している。 専門分野の内容に関する理解と、学問固有の思考方法を獲得できない。
B_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。 ある程度、自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。 新しい問題に取り組む積極性を持つように努力している。 自ら進んで新しい問題に取り組む積極性に欠ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : フランスで刊行されている中世資料集から、関係資料を抜粋して使用する。
参考書 :
授業資料 : 授業中に指示する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス。授業の進め方、評価方法等についての説明。取り扱う内容についての説明など。
2 政治資料 演習
3 法制資料 演習
4 経済資料 演習
5 思想資料 演習
6 まとめ 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-c
[外国語運用能力]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 80
授業への貢献度 10
レポート 10

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : オフィスアワーのほか、個別のランデヴ(事前予約)で対応する。

授業以外での学習に当たって : 毎回、テクストの予習を行うこと。学期末には、復習を行うこと。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)