文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
(H27年度以前入学者)ヨーロッパ前近代史講義 I
Premodern European History (Lecture I)
講義題目  キリスト教社会の変容と近代への歩み
九州大学言語文化研究院 阿部俊大
科目ナンバリングコード: LET-HUM4431J
講義コード:
2016 後期
毎週 木曜4限
箱崎 103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/9/28 (13:05)
授業の概要 政治・経済・文化など様々な面でキリスト教を軸に成立していた中世ヨーロッパの社会は、キリスト教内部の新思想や変革運動、都市や国家の成長、他文化との接触などの影響を受け、次第に変質していく。本講義では、西欧のキリスト教世界が、中世盛期から後期にかけ、どのように変質し、近世社会へ至ったのかを、政治思想や科学の興隆など、幅広い事象に目を向けつつ講義する。対象となる時代は、主に11−15世紀である。講義に際しては適宜、参考となる専門文献や史料、映像素材などを参照する。

(•This course provides an in-depth examination of specific aspects of Catholic society form 11th to 15th century. The course also occasionally touches on Islamic society and Jewish society. )
キーワード :
履修条件 : 特にありません。
履修に必要な知識・能力 : 特にありません。
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
発展的な知識を身に付けている。 発展的な知識を身に付けつつある。 基礎的な知識を身に付けている。 基礎的な知識が身に付いていない。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
文献の内容を正しく把握し、知識として身に付け、説明することが出来る。 文献の内容を正しく把握し、知識として身に付けている。 文献の内容を正しく把握できている。 文献の内容を正しく把握できていない。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
テーマの研究状況、その問題点や発展の可能性を正しく理解できている。 テーマの内容を正しく把握し、研究史を整理できている。 テーマの内容を正しく把握できている。 テーマの内容を正しく把握できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に指定しません。必要な文献があれば、随時指定します。
参考書 : 上智大学中世思想研究所編訳/監修『キリスト教史』シリーズ、平凡社、1996−1997年。
池上俊一『ヨーロッパ中世の宗教運動』名古屋大学出版会、2007年。
授業資料 : シラバス等、必要な資料は授業中に随時配布します。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 11世紀初頭までのローマ教会
3 グレゴリウス改革の展開
4 異端思想とアルビジョワ十字軍
5 托鉢修道会の発展:フランシスコ会とドミニコ会
6 皇帝と教皇の関係とその影響
7 中間試験
8 都市の成長
9 12世紀ルネサンスと学問の発展
10 イングランドとフランスにおける王権の成長
11 中世的世界の動揺:シチリアの晩鐘
12 国民国家の萌芽と教会への影響:アヴィニョン教皇庁
13 民間信仰と新思想の萌芽
14 ルネサンス期の教皇庁
15 期末試験

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
小テスト
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 成績評価は、基本的に、中間試験や期末試験と毎回の授業における貢献度に基づいて行います。必要な場合には、レポートなどを課す可能性もあります。
学習相談 学習相談 : 授業の前後に相談を受け付けます。
または、th-abe@flc.kyushu-u.ac.jp にメールで連絡してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)