文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
(H27年度以前入学者)広域文明史学演習 III
History of Wide-Area Civilization (Seminar III)
講義題目  初期アメリカ史の諸問題
福岡大学人文学部 准教授 森 丈夫
科目ナンバリングコード: LET-HUM4443J
講義コード: 16054500
2016 後期
毎週 木曜1限
箱崎 演習室 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2016/2/22 (10:11)
授業の概要 この授業では、近年の初期アメリカ史で重視されている⽅法論「広域的な視点からのアメリカ史」について学習する。授業では、イギリス領のアメリカ植⺠地社会に関する近年の論考を集めた、Stanley Katz, at al., eds., Colonial America: Essays in Politics and Social
Development, New York, 2011.を読解する。同書所収の諸論⽂では、主として独⽴前のアメリカ社会と⼤⻄洋の海域世界や本国イギリスとの関係、先住⺠との⼊植者との関係についての
テーマが扱われている。ヨーロッパによる植⺠地化を経て形成された⼤⻄洋世界を、多元的な諸社会が交錯する世界として捉える近年の⾒解を理解するとともに、そこからいかにして近代社会、国⺠国家が形成されていくのかを考察する

(This course aims to familiarize students with one of the new historical methods through colonial and revolutionary American history, which is the history from broad perspective. This cource examines the themes about maritime Atlantic world, the political relationship of american colonies and Britain, and the race relatioship between native american and settlers.)
キーワード : 大西洋、イギリス帝国、植民地
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 : 特になし
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
専門論文の内容をその歴史的文脈も踏まえて、過不足なく理解し、なおかつ批判的な意見を述べることができるようになることが望ましい。 専門論文の内容を理解し、自ら質問ができるようにする。 専門論文の内容を理解できるようにする。 専門論文の理解が十分にできない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Stanley Katz, at al., eds., Colonial America: Essays in Politics and Social
Development, New York, 2011
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション 第二回で扱う日本語文献を読解し、質問を考えておく。
2 ・全体の概要に関わる日本語文献の読解と討論。
・英語文献を2つ選択する(文献@、A)。
次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
3 文献@の読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
4 文献@の読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
5 文献@の読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
6 文献@の読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
7 文献@の読解と討論 中間総括のための意見を考えておく(小レポート)。
8 中間総括:文献@に関する討論。文献@から従来の大西洋地域の歴史像に関する批判的意見を考える。 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
9 文献Aの読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
10 文献Aの読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
11 文献Aの読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
12 文献Aの読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
13 文献Aの読解と討論 次回読む英語論文を読解し、質問や意見を提示する。
14 文献Aの読解と討論 文献Aに関する総括的な議論のための意見を考えておく(小レポート)
15 総括 全体の総括のための意見を考えておく。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-b
[専門文献の解釈]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 50%
授業への貢献度 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールにて相談

授業以外での学習に当たって : 授業は読解が中心になるので、必ず英語論文の事前学習が必要になる。時間は個人によって異なるが、論文3−4ページ分を読み、質問を考えるため、最低でも3時間以上の学習を要する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)