文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
国文学講義 III
Japanese Literature (Lecture III)
講義題目  江戸時代の漢詩文
准教授 川平 敏文
科目ナンバリングコード: LET-HUM3520J
講義コード: 16052105
2016 前期
毎週 火曜2限
箱崎 301 教室
M/J科目 (日本語, 古典日本語)
更新情報 : 2016/3/7 (10:47)
授業の概要 近世(江戸時代)の文学を大きく分類するとすれば、韻文・散文・芸能に分けることができるであろう。本講義は、このうち韻文、とくに漢詩文の歴史について考えるものである。
漢詩文史を中心として、近世の思想や文学の推移について、大まかな見取り図を描くとともに、作品読解を通して、この時代特有の考え方や表現技法などについて解説する。

(This class is lecture of outline about the history of Chinese poem and sentence in the Edo Period.)
キーワード : 漢詩文
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 授業開始後の入退室は原則として禁止する。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
基本的な固有名詞を正確に暗記し、専門用語の概念を的確に把握している。 基本的な固有名詞をおおむね正確に暗記し、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記しているが、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記し、専門用語の概念をあまり的確に把握できていない。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
文学史の展開や、先行研究の問題点について、極めて的確・詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、やや詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、略述できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、あまり的確に把握できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを配布。
参考書 : 中村幸彦『中村幸彦著述集』第1巻
日野龍夫『江戸の儒学』(ぺりかん社)
揖斐高『江戸詩歌論』(汲古書院)
上野洋三『芭蕉論』(筑摩書房)
田中道雄『蕉風復興運動と蕪村』(岩波書店)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス:雅俗論概説
2 風雅の漢詩1:朱子学の移入
3 風雅の漢詩2:十七世紀の隠逸詩人
4 風雅の漢詩3:俳諧への影響
5 風雅の漢詩4:木門の漢詩文
6 擬古と格調1:古義学派の文学観
7 擬古と格調2:徂徠学派の文学観
8 擬古と格調3:唐詩選の流行
9 性霊派の展開1:精霊説の移入
10 性霊派の展開2:詩社のひろがり
11 性霊派の展開3:女流詩人たち
12 ひらがなの漢詩1:仮名詩の誕生
13 ひらがなの漢詩2:蕪村の俳文
14 ひらがなの漢詩3:明治の新体詩へ
15 まとめと質疑応答

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 80%
授業への貢献度 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 「授業への貢献度」は、毎回講義終了時に書かせるコメント用紙を提出しているか、あるいはそこに有意義な質問あるいは意見が書かれているか、を考慮する。
学習相談 学習相談 : 随時(メールあるいは直接に日時を予約)

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)