文学部 人文学科 文学コース
中国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
中国文学講義 VI
Chinese Literature (Lecture VI)
講義題目  白居易諷諭詩研究
教授 静永 健
科目ナンバリングコード: LET-HUM2546J
講義コード: 16051704
2016 後期
毎週 月曜3限
箱崎 202 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2016/3/8 (09:14)
授業の概要 白楽天の詩集『白氏文集』第一巻と第二巻におさめる「諷諭詩」の各篇を読み解き、古代中国の知識人の思想や精神構造、また社会に対するモチベーションのあり方を考える。
漢文訓読について言えば、今回のテキストはやや難しい。初歩的段階を終わり、次に中・上級者レベルの訓練となるような難度になる。
漢文の読解にまだ自信が持てない諸君には、火曜日2限「古典語(漢文)」の受講をお薦めします。

(•This lecture course focuses on selected works by Bai Ju-yi an overview of the basic perspectives and concepts of human existence in Chinese Tang Dynasty.)
キーワード : 唐詩、社会活動、政治と文学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 初級中国語、漢文訓読法。
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
中国における政治と文学、そして個人の存在意識を学ぶ。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
B_B2-d [専門的思考方法]
唐代の詩歌の独特の表現世界に分け入る。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
特に今回は「政治批判」「社会批判」の詩歌を読み解く。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントによる。
参考書 : 佐久節『白楽天全詩集』第一巻
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 白楽天の社会詩については、一部の作品のみがクローズアップされるのみで、その全体像(詳細な現代語訳本)も少ない。静永が現在その訳稿を執筆中であるので、それを講義テキストに用いる。
2 まず『白氏文集』第一巻から読み進める。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
小テスト
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 毎回、授業冒頭に小テストを行う。これに「無回答」「欠席(遅刻も含む)」の者には低い評価を与えざるを得ない。
学習相談 学習相談 : メールを受け付けます。shizuka@lit.kyushu-u.ac.jp

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)