文学部 人文学科 文学コース 英語学・英文学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 2年生、3年生、4年生 対象学部等: |
English Literature (Seminar IV)
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科目ナンバリングコード: LET-HUM2575J 講義コード: 16054210 2016 前期 毎週 木曜3限 箱崎 401 教室 E/J科目 (日本語, English) |
授業の概要 |
この授業では、Jane Austen(1775-1817)の後期作品Emmaを読む。 作品の概要:イングランド南部のとある田舎で一番の家柄の家の次女エマは善良で聡明であるものの、幼い頃母が亡くなり、あまり聡明でない姉も嫁ぎ、父も家庭教師も寛大であったため、いくらか我が儘で、思いこみの激しいところがあった。彼女は退屈しのぎに近所の身分のやや低いハリエットと親しくし、その縁談をまとめようと計画する。エマが幼い頃から彼女の欠点を指摘し世話を焼いてきた近所の紳士ナイトリー氏は今回もその計画を非難するが、エマは聞く耳を持たない。そしてエマは順調にその計画を進めているつもりだったが、やがて大きな勘違いに気づき・・・。 授業での留意点:「自覚されない恋」を描く典型的な作品だが、そうした無自覚さの問題は、認識の恣意性や認識に対する外部からの影響、教育の可能性や限界など、他の問題との広い関連性を持つ。そうした点や、社会的な問題、すぐには読み取りにくい微妙な仕方で織り込まれている登場人物たちの出来事や心理、喜劇的な要素などを考察しながら作品を読み進める。 初回は授業の説明を行う。作品を初回以外の授業の回数でほぼ等分し、毎週、三人の人に、作品の要約と問題点の指摘をする発表を行ってもらい、議論する。 学期末に3000字の小論文を提出してもらい、それによって成績を評価する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。授業は出席を取り、5回の欠席までは減点しないが、それを越えると、1回毎に3点ずつ小論文の点から減点する。 (We will study Jane Austen's Emma, focusing on about 30 pages of the novel every week, and thus reading through the entire novel by the end of the semester.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : Jane Austen, Emma, English Novel | |||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 教職(英語) 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : Jane Austen, Emma, Penguin Classics, ISBN-10:0141439580 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 学期末に3000字の小論文を提出してもらい、それによって成績を評価する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。授業は出席を取り、5回の欠席までは減点しないが、それを越えると、1回毎に3点ずつ小論文の点から減点する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業以外での学習に当たって : 毎週の作品の範囲を家で読んでくること。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |