文学部 人文学科 文学コース
英語学・英文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
アメリカ文学演習 IV
American Literature (Seminar IV)
講義題目  19世紀のアメリカ小説探究―Mark Twainを読む
福岡教育大学教授 江頭 理江
科目ナンバリングコード: LET-HUM2586J
講義コード: 16052308
2016 前期
毎週 火曜4限
箱崎 305 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2016/2/29 (15:28)
授業の概要  この授業は19世紀のアメリカを代表する作家Mark Twainの小説 Adventures of Huckleberry Finnをテキストとして用い、作品のテーマを読み解くこととともに、19世紀当時のアメリカの社会状況について考察することを目標とする。当時のアメリカの社会状況を共通理解し、それを踏まえたうえで、小説を素材として用いることにより、一層のアメリカ理解を促したいと考えている。
 授業においては、Mark Twain に関する批評やTwain 自身の自伝や手紙も用いることによって、Mark Twainという作家のより具体的な把握にもつなげたいと考えている。しばしば論点となる文体や視点の問題にも触れる予定である。

(•This lecture course focuses on Mark Twain's famous novel Adventures of Huckleberry Finn in order to provide an overview of the basic perspectives and concepts of the 19th American Society. For the first time we try to understand the main theme of the novel crealy. We will use some criticisms on Twain and his own autobiograpy and letters. Through these multiple investigations we will find Twain's verious figures. Some problems of Style and Point of View in the novel will be treated.)
キーワード : Mark Twain Racism
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(英語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
テキストとアメリカの社会状況から、20世紀のアメリカについて意見を述べることができる。 テキストとアメリカの社会状況から20世紀のアメリカについて考えることができる。 テキストとアメリカの社会状況から20世紀のアメリカへのアプローチを試みる。 テキストとアメリカの社会状況の理解に努める。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
テキストを英語で完全に読み解き、内容を理解することができす。 テキストを英語で読み解き、内容を理解することができる。 テキストを英語で読み、内容理解に取り組むことができる。 テキストを英語で読むことができる。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
文献から得られたアメリカの社会状況を広く理解し、内容について自ら考察を行うことができる。 文献から得られたアメリカの社会状況を理解し、内容について自ら考察することができる。 文献から得られたアメリカの社会状況を理解することができる。 文献を使ってアメリカの社会状況を理解しようとする。
B_C-c [発想力]
問題の解決にあたって様々なアプローチの可能性を考えようとする姿勢を持つ。
スタインベックとアメリカ理解について先行研究を踏まえ、独自の考えを述べることができる。 スタインベックとアメリカ理解について先行研究を踏まえ、独自の考えを構築しようとする。 ステインベックとアメリカ理解について、考えを構築しようとする。 ステインベックとアメリカ理解について、先行研究を調べる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Adventures of Huckleberry Finn (開文社出版, Mark Twain、那須頼雅編注)
参考書 : 授業中適宜指示する。
授業資料 : リンク場所等は授業中に指示する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 授業概要の説明
2 アメリカの社会状況について
3 アメリカの社会状況について(続き)
Mark Twainについて
4 テキストを読む Adventures of Huckleberry Finn
5 テキストを読む
6 テキストを読む
7 テキストを読む
8 テキストを読む
9 小説のテーマについて考える グループワーク
10 Twain の他の小説について考える 
11 Twainの自伝について考える グループワーク
12 Twainの批評を読む
13 Twainの批評を読む
14 授業のまとめ
15 期末試験

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B2-a
[総合把握力]
B_C-c
[発想力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 50%
レポート 30%
出席 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 質問等はegashira@fukuoka-edu.ac.jpまでメールをすること。

授業以外での学習に当たって : テキスト等については、次回授業に備えて必ず予習をしてくること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)