文学部 人文学科 人間科学コース コース共通科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Introduction to Sociology
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科目ナンバリングコード: LET-HUM2706J 講義コード: 16054213 2016 前期 毎週 木曜3限 箱崎 102 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
社会学とは何かを考える。そのために「反社会学」の記述をとりあげ、これを説明・討議する。社会学・地域福祉社会学の学生に関しては、この授業をふまえて今後の社会学演習では、社会現象を社会学的に分析するための訓練を積んでもらいたい。「社会学的分析」のためには、次の2つの条件が必要である。 1. 社会現象に対する観察・考察が単なる印象・感想の水準から、客観性・論理性を備えた分析の水準に引き上げられること。 2. 分析において用いられる手法、要因、仮説などが社会学の領域に属すること。 以上の2条件は、社会科学を学ぶ上ですべての学生に必要な事柄である。なお、社会学・地域福祉社会学の学生に関しては、今後の演習などへの準備として、社会学とはどのようなものであり、どのようなものであってはならないかを学び、これらの点をふまえ各自の興味に応じた具体的な事例を扱えるようになってもらいたい。 (We address the following truly fundamental question: What is sociology? The goal of this course is that students answer this apparently exorbitant question in their own language, not in abstract terms, but with specific examples. To achieve this goal, we take a paradoxical approach in discussing "what is NOT sociology" instead. Sociology majors need to pay particular attention to "sociological analysis." Sociological analysis is distinct from common-sense day-to-day inference in two respects: 1. logic, not individual's subjective judgement, derives the conclusion; and 2. a proper methodology is in use.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 社会現象 分析 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教科書は各自購入し、第一回目の授業から持参すること。履修希望者は必ず初回から出席すること。
教職 : 教職(社会)(公民) 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 『反社会学講座』 パオロ・マッツアリーノ、筑摩書房、2007年 参考書 : 特になし 授業資料 : 特になし 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : ・成績評価は、レポートにもとづいて行う。 ・レポート課題は「『社会学とは何か』を自分の言葉で具体例を用いて説明すること」。ただし、授業で扱った具体例は用いないこと。 ・分量は4,000字以上。ただし、添付資料などは分量には含めないこと。 ・締切は第2期、提出先は学生第一係。 ・表紙をつけ、科目名、担当教員名、学生氏名、学生番号を明記すること。 ・各ページの書式は、40字 x 40行とすること。 ・表紙の次のページからページ番号をふること。 ・A4用紙に横書き、ワープロ打ちとし、左上をホチキスでとめて提出すること。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : メールなどで適宜相談に応じる。 授業以外での学習に当たって : 毎回授業で取り上げた内容を復習し、次回の章に目を通しておくこと。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |