文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 3年生,4年生
対象学部等: 平成26年度入学生は「応用心理学演習II」に読み替えることができます。平成26年度以前の入学生も同様です。
心理学演習 III
Psychology (Seminar III)
講義題目  心理測定法(質問紙調査法)
教授 中村 知靖
科目ナンバリングコード:
講義コード: 16053103
2016 前期
毎週 水曜2限
箱崎 心理演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/4/8 (15:44)
授業の概要 心理測定は,人間の個人的な特徴や人間行動の共通的傾向や特性を数量的に記述することを目的としている。この授業では人間の個人的特徴である個人差に注目し,個人差の測定で利用される質問紙法(心理テスト)について,グループ単位での実習(質問紙法によるオリジナル心理テスト【心理尺度】の作成)を交えながら,技術と理論を学ぶとともに,問題点についても議論する。

(This course is about the development of the survey instrument, the questionnaire. Topics include basic psychometric theory, questionnaire design, data collection, and data analysis.)
キーワード : 質問紙, 調査法
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
古典的テスト理論の基本的な事柄について的確に説明できる 古典的テスト理論の基本的な事柄について説明できる 古典的テスト理論の基本的な用語の名称を知っている 古典的テスト理論の基本的な用語の名称を知らない
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
自分の問題意識をもとに質問紙を作成・実施できる 質問紙を作成・実施することができる 質問紙法について概要を理解できる 質問紙法について理解できない
B_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
積極的にグループ活動を行うことができる グループ活動を行うことができる 指示されれば,クループ活動を行うことができる グループ活動を行わない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 宮本 聡介・ 宇井 美代子 (2014). 質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで サイエンス社
小塩 真司 ・ 西口 利文 (2007). 質問紙調査の手順 (心理学基礎演習) ナカニシヤ出版
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 質問紙法とは(グループでの発表)
3 性格検査(グループでの発表) グループ発表
4 発達検査・知能検査(グループでの発表) グループ発表
5 質問紙法の手順(講義)・テーマ検討(グループ活動) グループ活動
6 項目ならびに調査用紙作成方法(講義)・テーマ検討(グループ活動) グループ活動
7 調査実施方法・データ入力と分析(講義)・項目作成(グループ活動) グループ活動
8 テスト理論(信頼性と妥当性)・項目作成(グループ活動) グループ活動
9 項目作成と質問紙の作成実習(グループ活動) グループ活動
10 質問紙の作成(グループ活動) グループ活動
11 データ入力実習(グループ活動) グループ活動
12 データ入力実習とデータ解析実習【因子分析】(グループ活動) グループ活動
13 SPSSによるデータ分析実習【因子分析・信頼性分析】(グループ活動) グループ活動
14 発表の仕方(講義)報告会の資料作成(グループ活動)(グループ活動) グループ活動
15 調査結果報告会(グループ活動) グループ活動

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 30%
授業への貢献度 40%
出席 30%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 火曜日13:30〜14:30,木曜日13:30〜14:30

授業以外での学習に当たって : 授業時間以外にグループでの話し合いが必要。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)