文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
比較発達心理学講義III
Comparative-Developmental Psychology V
講義題目  生物学としての発達心理学
教育学部・准教授 橋彌 和秀
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
毎週 木曜2限
箱崎 103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/4/19 (15:13)
授業の概要 この授業では、日常のコミュニケーションやそれを可能にするこころというメカニズム、また、それらによって成り立っている社会や文化を俯瞰し、日常の行為や思考の発達的起源について検討を行う。特に、生物としてのヒトの身体に基盤を持つものとしてのこころの側面を、進化生物学的な背景に目を配りつつ実証的な立場から議論することとしたい。 。

(Students who take this course will get lectured basic principles and methods of developmental psychology as natural science, as well as current topics in this area. This course will lead you to reconsider systems of mind that underlie your daily experiences, communication, and lives in society, from natural scientific perspectives. )
キーワード : 行動、認知、発達、進化、コミュニケーション、こころの哲学
履修条件 : 標記講義テーマについての知的な興味
履修に必要な知識・能力 : 自然科学全般に対する一定の理解と興味、探究心。
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
研究としての発達心理学の基本的事柄の理解をもとに,その限界と効用を知る
テキストの歴史、用語などを的確に説明できる テキストの歴史、用語などの概要を説明できる テキストの基本的な事柄について説明できる テキストの基本的な用語の名称を知らない
B_B1-d [専門的研究手法]
発達心理学を研究する上で必要な技能を身につける
発達心理学的知見を得るための方法論について自分なりのやり方を提案できる 発達心理学的知見を得るための方法論について自分で調べることができる 発達心理学的知見を得るための方法論について理解できる 発達心理学的知見について概要を理解できない
汎用的技能
科学的コミュニケーションに必要な技能を身につける
自分の意見の表明を,その根拠とともに良く構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を,構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を,ひとまとまりの論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために最低限必要な情報を文章化できない
態度・志向性
積極的・自律的に学ぶための態度を養う
指示されない時であっても,自発的な学修を十分に行うことができる 指示された事柄以上の学修を自発的に行なうことができる 指示された学修を十分に行なうことができる 指示された最低限の学修を行うことができない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 木村大治(編)動物と出会う  I: 出会いの相互行為 ナカニシヤ出版
木村大治(編)動物と出会う  II: 動物と出会う     ナカニシヤ出版
マイケル・トマセロ 橋彌和秀(訳) ヒトはなぜ協力するのか 勁草書房
授業資料 : 必要に応じて適宜指示する。講義中に提示したスライドは配布しない。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 理論的背景としての進化論1
3 進化論2
4 具体的な研究例
5 方法論的背景としての比較行動学1
6 具体的な研究例
7 乳幼児研究の方法論
8 乳児期の研究1
9 乳児期の研究2
10 幼児期の研究1
11 幼児期の研究2
12 その他の研究

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
レポート 90%
授業への貢献度 10%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 成績評価学期末レポート,および授業への貢献度から総合的に評価する。レポートでは講義で取り上げられた内容に関しての理解に加え,自身の意見を表明することが求められる。
学習相談 学習相談 : メールによりアポイントを取った上で,オフィスアワーの時間にて学習相談を受けることができる。

授業以外での学習に当たって : 出来るだけ多くの本(発達に限らない)を自分で探し、読破する事。講義中にも書籍は紹介する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)