文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
地域福祉社会学講義 II
Sociology of Community Welfare (Lecture II)
講義題目  社会調査士資格取得カリキュラムB科目
梅光学院大学子ども学部 講師 桑畑 洋一郎
科目ナンバリングコード: LET-HUM2872J
講義コード: 16055710
2016 後期
毎週 金曜3限
箱崎 202 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/2/29 (11:33)
授業の概要 本科目は、社会調査士資格を取得するための科目のB科目です。社会調査によって資料やデータを収集し、分析しうる形にまで整理していく具体的な方法を解説する科目です。

(This lecture course focuses on the design and implementation of social research.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 社会調査士資格取得カリキュラムB科目です。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :  社会調査士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
研究テーマに即した調査方法を、根拠と共に複数提示することができる。 研究テーマに即した調査方法を、根拠と共に1つは提示することができる。 研究テーマを明らかにすることができる可能性のある調査方法を、とりあえず提示することができる。 社会調査の方法を提示することができる。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
量的調査と質的調査それぞれの特性を知り、調査テーマに合わせた使い分けの方法を提示することができる。 量的調査と質的調査それぞれの特性を説明できる。 量的調査と質的調査それぞれに含まれる方法を複数説明できる。 量的調査と質的調査いずれかについては説明できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 篠原清夫ほか編,2010,『社会調査の基礎――社会調査士A・B・C・D科目対応』弘文堂.
森岡清志,2007,『ガイドブック社会調査』日本評論社.
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 講義の目的
本講義の目的と構成を説明し、参考文献などを紹介する。
2 調査目的
社会調査の持つ意義と限界を説明する。目的別に調査を分類して説明する。
3 調査方法の種類と、調査方法の決め方
調査方法を決める際のポイントや、複数の調査方法を組み合わせることについて説明する。
4 調査企画
一般的な社会調査の流れ、社会調査の持つ現実的な制約などを説明する。
5 調査設計と仮説構成
調査テーマの決定と仮説の組み立て方について説明する。
6 全数調査と標本調査
対象となる相手の中から一部を選んで行う調査方法について説明する。
7 無作為抽出法
無作為抽出法の原理と方法を説明する。
8 標本数と誤差
調査を行う際にどれくらい標本数が必要か説明する。
9 サンプリングの諸方法
サンプリングのやり方について説明する。
10 質問文・調査票の作り方
調査票はどのように作成するのか説明する。
11 調査の実施方法@:調査票の配布・回収
調査票調査の実施方法について説明する。
12 調査データの整理@:エディティング、コーディング、データクリーニング
分析の前に、収集された調査データをどうすればよいのか説明する。
13 調査の実施方法A:インタビューの仕方
インタビュー調査の方法や理念を説明する。
14 調査データの整理A:フィールドノートの作成
フィールドノートの作成方法を説明する。
15 講義のまとめ
講義を振り返り、社会調査の意義と留意点を再確認する。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
出席 3分の1以上出席することを前提として、平常点として30%ほど。
小テスト 授業内で実施。70%ほど。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 連絡や相談などある場合はkuwahata@baiko.ac.jpまで。

授業以外での学習に当たって : 世の中で行われているさまざまな調査に対して感度を上げ、普段から気にとめるようにしてください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)