文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:  3年生
対象学部等:
地域福祉社会学演習 X
Sociology of Community Welfare (Seminar X)
講義題目  人口減少地域における生活構造分析
教授 高野 和良
科目ナンバリングコード: LET-HUM4882J
講義コード: 16055807
2016 後期
毎週 金曜4限
箱崎 103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/9/22 (09:56)
授業の概要  本科目は社会調査の一連の過程を、調査の準備段階から始めて調査報告書の作成まで一通り学習する授業である。実習する調査方法は、聞き取りなどの質的調査を中心としつつ、二次分析による量的調査も同時に行う。調査の企画立案、実施、報告といった一連の段階を実習し、社会調査を実施する際に必要な技術と能力の獲得を目的としている。
 前期の社会学演習IXでは、実際に調査を行うまでの調査企画、調査設計の段階を実習し、実査の準備を行う。具体的には仮説の検討、調査方法の検討、調査票の作成、標本抽出(サンプリング)、プレテストといった一連の実習作業を行うこととなる。
 後期の社会学演習Xでは、実査以後の回収調査票のデータ化段階、データ分析および公表段階を実習する。具体的には、聞き取り調査の内容の評価、分析、二次データによる量的調査については分析(統計処理ソフトウェアの使用を含む)、報告書の作成といった作業を中心に展開する。
 なお、開講期間中に宿泊(1泊2日)を伴う実査を行う予定である。

(This course aims to provide students with skills and knowledge to conduct social surveys, beginning from the preparation and ending up in completing the survey report.)
キーワード :
履修条件 :  社会学・地域福祉社会学研究室の学生に限る。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項  対象学生:社会調査士資格を取得しようとする学生に限る。
 社会調査士

 対象学生: 専攻学生に限る
 対象学年: 3年生
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  社会調査士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
社会調査の方法を深く理解し、応用可能となる。 社会調査の方法を概ね理解している。 社会調査の方法をある程度理解している。 社会調査の方法を十分理解していない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
官庁統計、先行研究を利用し、深く適切な分析をすることができる。 官庁統計、先行研究を利用し、概ね適切な分析をすることができる。 官庁統計、先行研究を利用し、ある程度分析することができる。 官庁統計、先行研究を利用した分析が十分に行えない。
B_B1-g [論理的思考能力]
文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的思考能力を、各研究分野と中等高等教育分野のほか、様々な職種へ活用できる。
仮説検証を深く適切に行うことができる。 仮説検証を概ね適切に行うことができる。 仮説検証をある程度行うことができる。 仮説検証を十分に行うことができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :  演習中に紹介する。
参考書 :  演習中に紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 1回目:オリエンテーション(前期の内容の再確認、後期のスケジュールの確認。実査、データ収集作業の状況についての報告など)。
2 2回目〜3回目:回収調査票のチェック、転記作業の準備(コーディング)、データ入力、データの論理チェック(単純集計)、分析用データ・ファイルの作成。
3 4回目〜5回目:単純集計結果を参照しながら、問題設定、仮説検証のための分析枠組みの報告。
4 6回目〜8回目:単純集計、基本的なクロス集計表などによる分析結果の報告と質疑応答。
5 9回目〜10回目:多変量解析による分析結果の報告と質疑応答。
6 11回目〜12回目:多変量解析の分析の修正と結果の報告。
7 13回目〜14回目:調査報告書の執筆と全体の調整、報告。
8 15回目:前期と後期を通した全体のまとめ。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B1-g
[論理的思考能力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :  メールなども含めて随時相談に応じる。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)