文学部 人文学科

古典語 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
古典語(サンスクリット) I
Sanskrit I
講義題目  サンスクリット初級
本務なし 北野 新太郎
科目ナンバリングコード: LET-HUM2023J
講義コード: 16054408
2016 前期
毎週 木曜5限
箱崎 203 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/2/25 (10:34)
授業の概要 サンスクリット語を学習することによって、サンスクリット語で書かれた文献を解読することが可能となる。われわれ日本人にとっての身近な宗教である仏教の経典、論書、例えば 『般若心経』、『法華経』、『唯識三十頌』なども、もともとサンスクリット語の文献であったものを、玄奘等の訳経僧が漢訳したものである。また、インド哲学関係の書物、例えば 『ヨーガ・スートラ』などを原語で読むことも可能となる。ゴータマ・ブッダ(「ブッダ」はサンスクリット語で「悟った人」の意味)も説いたように、個体存在としての人間は、生・老・病・死の制約を免れることはできないが、仏教思想やインド哲学は、そのようなわれわれの存在の意味について正面から捉えようとするところにその特徴がある。この授業は、前期の間にサンスクリット語の基本的な文法事項を一通り全部学習することによって、原語を読むことを通して思想について考えるための基礎的な力を身に着けようとするものである。

(This course aims to familiarize students with the classical Sanskrit. Students will continue to develop their knowledge of Sanskrit grammar. )
キーワード : 古典語 サンスクリット インド 仏教 インド哲学
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 : 特になし
特記事項 授業には休まず出席することが、サンスクリットの力をつける上で、重要である。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
名詞・形容詞の曲用を理解した上で、動詞を含めたサンスクリット語の基本的な文法構造を全体的に理解し、例文を正確に読解できる。 名詞・形容詞の曲用を理解した上で、動詞を含めたサンスクリット語の文法構造をある程度まで理解しており、例文を読解できる。 名詞・形容詞の曲用を理解した上で、動詞を含めたサンスクリット語の文法事項の基本的な部分については理解しており、基本的な例文は性格に読解できる。 出席不足等で、名詞・形容詞の基本的な文法事項についての理解が不完全であり、動詞を含めたサンスクリット語の基本的な文法事項の全体像が把握できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : <教科書>
J. ゴンダ『サンスクリット語初等文法』(鎧淳訳、春秋社)。
<参考図書>
辻直四郎『サンスクリット語文法』(岩波全書)
ゴンダ文法よりも詳細な文法書である。インド哲学史専修の学生には必須であるが、それ以外の専修学生は購入する必要はない。
参考書 : <教科書>
J. ゴンダ『サンスクリット語初等文法』(鎧淳訳、春秋社)。
<参考図書>
辻直四郎『サンスクリット語文法』(岩波全書)
ゴンダ文法よりも詳細な文法書である。インド哲学史専修の学生には必須であるが、それ以外の専修学生は購入する必要はない。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション、文字、数字、-a語幹の名詞についても少し説明する
2 音論(§§1-20)、名詞・形容詞の変化[母音曲用](§§21-22)
3 [練習題T、U]の答え合わせ、名詞・形容詞の変化[母音曲用](§§23-26)
4 [練習題V、W]の答え合わせ、名詞・形容詞の変化[母音曲用](§§27-31)
5 [練習題X、Y]の答え合わせ、名詞・形容詞の変化[子音曲用](§§32-45)
6 [練習題Z、[]の答え合わせ、比較法・代名詞・数詞[§§46-56]
7 [練習題\、]、]T]の答え合わせ
8 動詞の活用[現在語幹・第一種活用](§§57-61)
9 [練習題]U、]V]の答え合わせ、動詞の活用[第二種活用](§§62-70)
10 [練習題]W、]X]の答え合わせ、動詞の活用[一般時制・未来・アオリスト・完了・受動態](§§71-96)
11 [練習題]Y、]Z]の答え合わせ、動詞の活用[第二次活用動詞の語幹(使役動詞、意欲動詞など)、準動詞(現在分詞、未来受動分詞(義務分詞)、連続体、不定詞など)](§§97-106)
12 [練習題][、]\]の答え合わせ、複合語の説明(§§107-113)
13 [練習題]]]答え合わせ(その1)(問題を解きながら、複合語の説明)
14 [練習題]]]答え合わせ(その2)(問題を解きながら、複合語の説明)
15 [練習題]]]答え合わせ(その3)(問題を解きながら、複合語の説明)

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
備考(欠格条件、割合等)
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業の後に、相談を受けつける。

授業以外での学習に当たって : 練習題の問題を解く(これについては、わかりやすい教材を配布する)

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)