人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学の諸問題・特論 I
Problems of Philosophy (Specialized LectureT)
講義題目  クワイン以後のメタ存在論
准教授 倉田 剛
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
毎週 金曜1限
箱崎 哲学演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/3/23 (15:40)
授業の概要  存在論とは「何が存在するのか」という問いを探求する。これに対し、メタ存在論(metaontology)は「『何が存在するのか』と問うとき、われわれはいったい何を問うているのか」(What are we asking when we ask ‘What is there?’ ?)を検討する分野である 。メタ存在論は「何が存在するのか」という問いに直接的に答えるものではなく、むしろ存在論そのものについての理論的反省であると言ってもよい。
 この講義では、クワインの標準的見解を論じ、次いでそのオルタナティヴとして注目される「新フレーゲ主義」と「truthmaker理論」を検討することにしたい。

(Ontology asks the question "What is there?", while Metaontology investigates the question "What are we asking when we ask 'What is there?' ?" This course starts with Quine's "standard view" and then examines some contemporary metaontolgies, including neo-Freageanism and truthmaker theory.)
キーワード : 存在論、メタ存在論、形而上学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B1-c [理論的な分析]
批判的な討論を通して、自らの意見をより客観的視点から組み立てる姿勢を養うことができる。
参照される著作や論文について精確な分析を行い、かつそれを批判的に考察することができる。 参照される著作や論文について分析を行い、かつそれを理論的に考察することができる。 参照される著作や論文を十分に理解し、かつそれを日常的な思考に応用することができる。 参照される著作や論文を理解することが困難である。
MP_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
高度に専門的な哲学の知識を総合的に把握できる。 専門的な哲学の知識を総合的に把握できる。 基本的な哲学の知識を総合的に把握できる。 基本的な哲学の知識を総合的に把握することが困難である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
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授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 毎回資料を配布する。
参考書 : その都度指定する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 クワインの標準的見解(1)
3 クワインの標準的見解(2)
4 クワインの標準的見解(3)
5 クワインの標準的見解(4)
6 まとめ
7 新フレーゲ主義(1)
8 新フレーゲ主義(2)
9 新フレーゲ主義(3)
10 まとめ
11 truthmaker理論(1)
12 truthmaker理論(2)
13 truthmaker理論(3)
14 truthmaker理論(4)
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B1-c
[理論的な分析]
MP_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付けるが、事前に予約することが望ましい。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)