人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
倫理学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
西洋倫理学特論 VI
Western Ethics (Specialized Lecture VI)
講義題目  現代ヨーロッパ倫理思想入門
西南学院大学 准教授 西山 達也
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
毎週 月曜2限
箱崎 203 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/3/26 (16:37)
授業の概要 現代ヨーロッパの倫理思想は、実存主義、現象学運動、解釈学といった思潮を軸として、これに生の哲学、歴史哲学、言語哲学、政治哲学、美学、宗教学といった隣接諸領域が関係をもつことで展開した。また、それぞれの思想家がプラトン・アリストテレス以来の倫理思想史の再解釈をおこなったという点も特徴的である。本講義では、20世紀ドイツ・フランスを中心とするヨーロッパの倫理思想家たちがいかなる問いを発し、探求を遂行したかを概観する。

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キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B2-b [理論的思考力]
人文科学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。
●現代ヨーロッパ倫理思想と真摯に対話をおこない、その思想の限界にも意識的であることができる。現代の多元的な世界のなかに自己を位置づけなおすことができる。 ●現代ヨーロッパ倫理思想および多元的世界を把握する手法を参考に、新たな着眼点を見つけ、独自の問いを発することができる。 ●現代ヨーロッパ倫理思想および多元的世界を把握する手法を参考にしながら、自分に身近な世界の常識を疑うことができる。 ●常識的な世界観から一歩も外に出ず、そのことに疑問も持たない。
MP_B1-a [一次資料の読解]
哲学・倫理思想の領域に関する文献や一次資料を厳密に読解する能力を身につける。
●現代ヨーロッパの倫理思想家のテクスト(原典)を読解し、先行研究を踏まえたうえで独自の解釈をレポートにまとめることができる。 ●現代ヨーロッパ倫理思想家のテクスト(原典)および二次資料を調査し、要約・コメントをレポートにまとめることができる。 ●授業時配布資料を読解し、基本的な内容をレポートにまとめることができる。 ●現代ヨーロッパ思想の文脈を理解せず、ひとりよがりな解釈にもとづきレポートを作成する。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
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授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 第1回 現代ヨーロッパの倫理思想(概要)
2 第2回‐第4回 マルティン・ハイデガー 
問いの構造;応答の倫理
3 第5回‐第6回 カール・レーヴィット 共同存在
4 第7回‐第8回 ギュンター・アンダース 技術と人間
5 第9回‐第10回 ジャン=ポール・サルトル 自由
6 第11回‐第12回 エマニュエル・レヴィナス 超越
7 第13回‐第14回 バーナード・ウィリアムズ 生の形式
8 第15回 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B2-b
[理論的思考力]
MP_B1-a
[一次資料の読解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 中間・期末2度のレポートを必ず提出する
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 授業時配布資料を事前に読み込み、関連図書の調査を行う。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)