人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野 倫理学 専修 専修科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Western Ethics (Seminar VI)
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2016 前期 集中 箱崎 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
プラトンの著作『テアイテトス』を読み、古代ギリシャから現代に至るまで、哲学者・倫理学者が考え続けた問題について考える。定義の探求・人間の学びの構造・知恵と慎み深さ・相対主義・万物流転説・直接経験と言葉・感覚とドクサ・イデア論などを扱う。 授業は日本語に訳されたプラトンのテキストを中心に行うが、ギリシャ語原典に立ち返って、言葉一つ一つを見直し作業を経て、学術論文も参照しながら議論をする。 () | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : プラトン『テアイテトス』(田中美知太郎訳)岩波文庫 1966年初版 2014年改版 参考書 : 1.田坂さつき『『テアイテトス』研究―対象認知における「ことば」と「思いなし」の構造』知泉書館 2007 2.プラトン『ソクラテスの弁明』(納富信留訳)光文社文庫 3.プラトン『国家』(藤沢令夫訳」岩波文庫 授業資料 : 1.田坂さつき「『テアイテトス』151d7-153a4の構造 : 「なにものもそれ自体一であることはない」をめぐる考察」『哲學』 53, 167‐176,244,2002 https://www.jstage.jst.go.jp/article/philosophy1952/2002/53/2002_53_167/_pdf 2.田坂さつき「感覚と思考 : プラトン『テアイテトス』184b4-187a8の構造」『西洋古典學研究』 46, 22-32, 1998 http://ci.nii.ac.jp/els/110007382074.pdf?id=ART0009244291&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1460333176&cp= 3.土屋賢二「実体と自体性」『西洋古典學研究』 28, 24-34, 1980 http://ci.nii.ac.jp/els/110007381590.pdf?id=ART0009243698&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1460332510&cp= 4.田坂さつき「プラトンのイデア論をめぐる問題 −『テアイテトス』における相撲の比喩を手がかりに−」『立正大学大学院紀要』 (31), 79-98 http://repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/11266/5661/1/%E7%94%B0%E5%9D%82%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D.pdf 5.田坂さつき「アポリアの解明 -- 『テアイテトス』 208c6-210b3における「対象認識の構図」」『倫理學年報』 44, 19-34, 1995 6.田坂さつき「プロタゴラスの相対主義と自己反駁--『テアイテトス』169d3-171d8の一解釈」『倫理学年報』 52, 3-17, 2003 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業以外での学習に当たって : プラトンの対話篇『テアイテトス』の1章から38章、43章から44章を扱う。集中講義の前に内容を十分理解できなくても、目を通しておき、各講義や演習の前後に指摘箇所について読みなおすことが望ましい。これ以外に、学術論文を4編事前学習として使用する。これは必ず事前に読んでおくこと。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |