人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野
インド哲学史 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東洋思想特論 II
Philosophical doctrines in South Asia (Specialized Lecture II)
講義題目  サンスクリット仏教芸術詩『大いなる帰滅の物語』第1章の仏伝を読む
教授 岡野 潔
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
毎週 火曜1限
箱崎 印哲研 教室
M/J科目 (日本語, サンスクリット)
更新情報 : 2016/3/14 (09:18)
授業の概要  サルヴァラクシタ作『大いなる帰滅の物語』(マハーサンヴァルタニー・カター)は梵文カーヴィア(芸術詩)の傑作であり、また同時に正量部という小乗の一部派が伝承した宇宙論を説くユニークな文献でもある。見事な韻文作品であり、インドの仏教徒の芸術詩の最高峰に属する。この作品の第2章以降には世界の始まりから終わりまでの壮大な宇宙の歴史が説かれるが、第1章では美しい釈尊の伝記が簡潔に説かれる。この第1章の仏伝を冒頭から読んでゆく。原文を読みつつ、良質のサンスクリット語をじっくり味わってみよう。

(The aim of this course is to help students to understand the ancient culture of indian Buddhism and to master Sanskrit language through the acquisition of necessary skills and knowledge.)
キーワード :
履修条件 : サンスクリット語初級を終えていること
履修に必要な知識・能力 : サンスクリット語初級の知識
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B1-a [一次資料の読解]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
一次資料の文献を常に自力で精確に解釈、分析することができる。 一次資料の文献を大体自力で精確に解釈、分析することができる。 一次資料の文献を自力で部分的に精確に解釈、分析することができる。 一次資料の文献を自力ではあまり精確に解釈、分析することができない。
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
専門分野に固有の研究史や問題設定、研究手法を十分正しく身に付けている。 専門分野に固有の研究史や問題設定、研究手法をほぼ身に付けている。 専門分野に固有の研究史や問題設定、研究手法を身に付けるために努力している。 専門分野に固有の研究史や問題設定、研究手法を身に付けることの重要さに気づきつつある。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Kiyoshi Okano,SarvarakSitas MahAasaMvartanIkathA. Ein Sanskrit-KAvya ueber die Kosmologie der SAMmitIya-Schule des HInayAa-Buddhismus,Sendai,1988.
参考書 : 私(岡野)がこれまで九大人文科学研究院の『哲学年報』などに発表した多数の『大いなる帰滅の物語』に関する論文はPDFファイルとして、九大レポジトリからWEB上でダウンロードできる。
授業資料 : 授業で用いるテクスト教材のPDFを初回に配付する。(初回にUSBメモリをもってきてほしい。)

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 作品と教材の説明
2 テクストを読む
3 テクストを読む
4 テクストを読む
5 テクストを読む
6 テクストを読む

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B1-a
[一次資料の読解]
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
備考(欠格条件、割合等)
出席 60%
授業への貢献度 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 5回休むと、自動的に単位を得られなくなります。
学習相談 学習相談 : 授業終了後など。

授業以外での学習に当たって : 毎週3時間以上の予習は必要である。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)