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更新情報 : 2016/4/12 (18:39)

授業の概要

自国美術史の枠組みを超える東アジア絵画史を考えるために、その基準となる作例を平安鎌倉仏画、高麗仏画、宋元仏画、禅宗絵画の４つの主要な領域から選択するとともに、個々の作例について現在の研究動向を確認し、相補的な作品間の関係性に基づいた新たな語りの可能性を探る。

(In order to deconstruct "national" boundaries in art history and to reconstruct a new discursive space of East Asia in the field, this course shares basic idea and information about the normative Buddhist paintings selected from Japan, Korea and China.
Students will improve their vocabulary and academic writing skills on visual forms of these selected works and share the basis for further discussion focused on complementary relations among them. )

キーワード : 平安鎌倉仏画、高麗仏画、宋元仏画、禅宗絵画

履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :

特記事項

遠隔／対面		Moodle 情報
	対面授業
	リアルタイム-オンライン授業
	ハイブリッド授業（対面＋オンライン）
	オンデマンド型授業
	課題提出型授業

教職 :
資格 :

到達目標

	かなり優れている	優れている	及第である	一層の努力が必要
MP_A-b [芸術作品の理解] 芸術作品を正確に理解するとともに、重要な先行研究をふまえて作品を分析し考察できる。	芸術作品を正確に理解するとともに、重要な先行研究を批判的にとらえて問題の所在を正確に把握することができている。	芸術作品をある程度理解するとともに、重要な先行研究をふまえて作品を分析し、問題の所在の方向性を理解している。	芸術作品をある程度理解するとともに、重要な先行研究をふまえて作品を分析することができる。	芸術作品の理解が自己流で重要な先行研究を理解することができていない。
MP_B1-c [理論的な分析] 専門的な立場から、芸術作品について実証的に考察し、かつ理論的な分析を加えることができる。	自国美術史のステレオタイプな語りを相対化し、東アジア世界の多様性に基づいた開かれた議論を実践的に構築することができる。	自国美術史のステレオタイプな語りを批判的にとらえ、東アジア世界に開かれた相互交流に基づいた議論を構築することができる。	自国美術史のステレオタイプな語りを批判的にとらえ、東アジア世界に開かれた相互交流に基づいた議論を構築する必要性を認識している。	自国美術史のステレオタイプな語りを相対化することができず、東アジア世界に開かれた議論が自国美術史をかえって補強する結果となっている。

九州大学文学部ディプロマ・ポリシー　　　九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー　　　九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ　　　九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ　　　九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ

授業方法

授業形態（項目）		授業形態（内容）
	講義
	外国語演習
	原典資料演習
	実習／フィールド調査
	Problem-Based Learning （問題発見・解決型学習）
	学生のプレゼンテーション
	Moodle の使用
	学外実習
	野外実習

テキスト :
参考書 : 井手誠之輔、城野誠治、山梨絵美子『Light and　Color―絵画表現の深層をさぐる』中央公論美術出版、2009年10月
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)

	進度・内容・行動目標等	講義	演習・その他	授業時間外学習
1	4/12：オリエンテーション	○	グループワーク
2	4/20：高麗仏画と南宋仏画から各１点	○	グループワーク	各自４０分のプレゼンテーションを準備すること。
3	4/27：平安仏画と禅宗絵画から各1点	○	グループワーク
4	5/11：高麗仏画と南宋仏画から各１点	○	グループワーク
5	5/18：平安仏画と禅宗絵画から各1点	○	グループワーク
6	6/1：高麗仏画と南宋仏画から各１点	○	グループワーク
7	6/8：平安仏画と禅宗絵画から各1点	○	グループワーク
8	6/15：高麗仏画と南宋仏画から各１点	○	グループワーク
9	6/29：平安仏画と禅宗絵画から各1点	○	グループワーク
10	7/16：国際シンポジウム(久山町教育委員会、九州歴史資料館主催）に出席	○	グループワーク
11	予備費：7/6、7/13、7/20	○	グループワーク
12	調査見学：福岡市美術館、静嘉堂文庫美術館、佐賀県立美術館	○	グループワーク

成績評価

観点→ 成績評価方法 ↓	MP_A-b [芸術作品の理解]	MP_B1-c [理論的な分析]	備考（欠格条件、割合等）
プレゼンテーション	◎	◎	先行研究をわかりやすくまとめる
レポート	◎	◎	発表した作例について個別解説を作成
授業への貢献度	◎	◎	積極的な質疑応答
出席	○	○	７０％

GPA評価

A	B	C	D	F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。	授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。	授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。	授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。	授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :

学習相談

学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 機会があれば、適宜、関連する仏画の実地調査を行うこととする。

合理的配慮について :
障害（難病・慢性疾患含む）があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障（資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可）、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
＜相談窓口＞　キャンパスライフ・健康支援センター　インクルージョン支援推進室（伊都地区センター１号館１階）
（電話：092-802-5859　E-mail：inclusion＠chc.kyushu-u.ac.jp）