人文科学府 人文基礎専攻 芸術学 分野
芸術学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等: 専修学生に限る
西洋美術史(2)特論 VI
History of Western Art (2)(Specialized Lecture VI)
講義題目  北方美術研究とそのアプローチ(2)
准教授 青野 純子
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 後期
毎週 金曜2限
箱崎 105 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2016/3/15 (14:44)
授業の概要 西洋の北方美術の特質とその研究アプローチに関し、外国語文献(オランダ語・英語)購読を出発点に、その問題点と可能性を考察する。

(This course aims to provide master studens with opportunities to read publications in English or Dutch on the Netherlandish Art in order to learn art historical methodologies. )
キーワード : 西洋美術史、北方絵画、オランダ、ベルギー
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
DP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
研究史の正しい理解と自身の立場の考察:専門分野または研究対象に直接関わる文献は全てを熟読し整理したうえで、関連する分野の研究の動向も正しく理解する。それらの動向に対して、研究者としての自身の立場を考察する。
考察対象とする芸術作品に関する研究史について調べ、文献を読み、正しく理解し、独自のの方法論や研究の観点を持つ。 考察対象とする芸術作品に関する研究史について調べ、文献を読み、正しく理解し、それに対する自らの意見を持つ。 考察対象とする芸術作品に関する研究史について調べ、文献を読み、その学問的な流れを正しく理解する。 考察対象とする芸術作品に関する研究史について調べ、文献を読むことがようやくできるが、充分に体系だって理解できない。
DP_A-b [芸術作品の理解]
対象となる芸術作品と一次資料の深い理解:研究対象の芸術作品・資料を直接に観察・分析する。「セカンドハンド」の情報と観察に基づいて議論することは不可能であり、議論の対象となる作品に関してはできる限り、自身の目で見て観察し分析し、資料は一次資料にあたることが求められる。
芸術作品を自身の目で観察し、独自の分析、自分なりの解釈ができる。様々な言語の一時資料を読み、適切に把握できる。 芸術作品を自身の目で観察し、充分に理解することができる。自分なりの解釈も部分的にはできる。 芸術作品を自身の目で観察し、充分な分析が行えるが、自分なりの見方や解釈をおこなうのが難しい。 芸術作品を自身の目で観察し、ある程度の分析ができる。
DP_B1-b [理論的な分析]
批判的考察:独自の見解を養うためには、研究史の理解においても、作品の観察・分析においても、既存の概念や言説にとらわれることなく、日々、批判的に考察する。
作品の観察・分析において、既存の概念や言説にとらわれることなく、批判的・理論的に考察ができる。独自の評価の判断基準をもつ。 作品の観察・分析において、既存の概念や言説にとらわれることなく、批判的・理論的に考察ができる。 作品の観察・分析において、既存の概念や言説が存在することを指摘でき、批判的思考を試みることができる。 作品の観察・分析においても、既存の概念や言説が存在することを理解できず、理論的な考察ができない。
DP_B1-c [成果公表]
明快な論述法・表現法:論文執筆・口頭発表など学界における意見の発信は、国内外の研究者とのコミュニケーションのひとつであり、伝わらなければ意味が無い。一つの作品を見ても見方は千差万別であり、自身の見方を相手に信じてもらう極めて明瞭で効果的な論述法を身につける必要がある。使用言語(日本語・外国語)に関わらず、専門分野の研究者全員が読むと想定して、緊張感をたやさずに、明快な論文・発表を目指す。
論文執筆・口頭発表・議論において、自身の意見を明確に、説得力を持って伝えることができる。聞き手・読み手に合わせて、発表の仕方を柔軟に変更できる。 論文執筆・口頭発表・議論において、自身の意見を明確に、説得力を持って伝えることができる。 文執筆・口頭発表・議論において、自身の意見を明確に、ある程度の説得力を持って伝えることができる。 文執筆・口頭発表・議論において、自身の意見を明確に表明できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 授業中に指示
参考書 : 授業中に指示
授業資料 : 授業中に指示

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 課題文献(1)の研究史的背景についての解説
講読と要約@
講読あり
3 課題文献(1)の講読、解説A 講読あり
4 課題文献(1)の講読、解説B 講読あり
5 課題文献(1)の講読、解説C
まとめ
講読あり
6 課題文献(2)の研究史的背景について解説
講読と要約@
講読あり
7 課題文献(2)の講読、解説A 講読あり
8 課題文献(2)の講読、解説B 講読あり
9 課題文献(2)の講読、解説C
まとめ
講読あり
10 課題文献(3)の研究史的背景について解説
講読と要約@
講読あり
11 課題文献(3)の講読、解説A 講読あり
12 課題文献(3)の講読、解説B 講読あり
13 課題文献(3)の講読、解説C
まとめ
講読あり
14 課題文献(4)についての発表@ 発表あり
15 課題文献(4)についての発表A
講評と総括
発表あり

成績評価
観点→
成績評価方法
DP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
DP_A-b
[芸術作品の理解]
DP_B1-b
[理論的な分析]
DP_B1-c
[成果公表]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 40%
レポート 30%
プレゼンテーション 20%
出席 10%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 青野研究室(伊都)にて随時(メールにて予約のこと)

授業以外での学習に当たって : 履修者は与えられた欧文の文献を授業までに読み理解し、レジュメを制作し、関連する図版などを準備する必要がある。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)