人文科学府 歴史空間専攻 日本史学 分野
日本史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本近代史研究 I
Modern Japanese History (Seminar I)
講義題目  戦間期日本の国際秩序論を読む
百年史編集室 准教授 藤岡 健太郎
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
毎週 金曜2限
箱崎 日本史演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/2/29 (16:48)
授業の概要 第1次世界大戦後〜満洲事変期の日本において、東アジアを中心とする国際秩序がどのように認識され、議論されていたかを史料をもとに考える。
使用する史料は、この時代に総合雑誌・外交専門雑誌等に掲載された国際法外交史学者・国際政治学者等の論文である。これらの史料を読み込むことで、当該期の現実の国際政治の状況を理解するとともに、それに対する論者の認識構造とその背景等を理解するのがこの授業の眼目である。

(This course examines recognition and discussion about inteanational order in East Asia between the World War I and Manchurian Incident.
Historical materials to be used are essays of internationalists, historians of diplomacy, and international relations scholars which are published in comprehensive magazines and diplomatic magazines. This course aims to undestand the international politics and recognition of the structure of reviewers in this era by reading these historical materials.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 受講者数によっては補講を行う場合がある。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-a [史資料の分析]
収集した史資料・データを文献史学・考古学・地理学的な方法論にもとづいて的確に分析し、実証的な歴史像および歴史・地域認識を提示することができる。
演習の対象資料を正確に理解した上で、観点等の異なる資料を用いて多角的な分析を行い、それらの示す歴史的事象の意義を明らかにすることができる。 演習の対象資料を正確に理解した上で、その分析を行い、その資料が示す歴史的事象の意義を明らかにすることができる。 演習の対象資料を理解した上でその分析を行い、資料の歴史的意義を明らかにすることができる。 演習の対象資料の理解・分析が十分ではなく、資料の歴史的意義を明らかにすることができない。
MH_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
研究史を的確に整理し、それに対する批判の上に新しい問題を提示して、問題を自ら解決することができる。 研究史を整理し、新しい問題ないしは観点を提示して、その答えを示すことができる。 対象資料に関する問題を提示し、その答えを示すことができる。 研究史の整理が不十分で、新しい問題や観点を提示することができない。
MH_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
発表内容を聞いてその意義・問題点を的確に把握し、問題をより高次の解決に導くような発言をすることができる。 発表内容を聞いてその意義・問題点を把握し、より的確な問題解決に導くような発言をすることができる。 発表内容を聞いてそれに対する的確なコメントができる。 積極的にコメントすることができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 史料のコピーを配布する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ヴェルサイユ講和会議 演習
2 ワシントン会議 演習
3 中国ナショナリズムと東アジア国際秩序 演習
4 不戦条約と太平洋国際秩序 演習
5 満洲問題と満洲事変 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-a
[史資料の分析]
MH_B2-a
[総合把握力]
MH_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 60%
授業への貢献度 40%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時。できるだけ事前にメールで予約すること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)