人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
東洋史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
アジア海域圏史研究 I
Seminar on the history of the Asian sea area I
講義題目  戦国期日本とアジア
名古屋学院大学国際文化学部教授 鹿毛 敏夫
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
集中
箱崎 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/4/1 (15:18)
授業の概要 本講義では、15・16世紀(戦国時代)の日本に軸足を置いて、「唐人」と呼ばれた中国および「南蛮」と呼ばれた東南アジア諸国との関係史を考察します。具体的な分析対象となるのは、明代中国、ポスト・アンコール期カンボジア、シャム等の国々で、室町幕府や大内氏・相良氏・大友氏・松浦氏・島津氏等の日本の守護大名・戦国大名がこうした国々とどのような関係を結びながら領国経営を行っていたかを検証します。

(By this lecture, we learn the history with Japan and China of the 15th to the 16th century concerned.
In addition, we learn the history of relations with Japan and Cambodia of the 16th century.)
キーワード : 唐人、南蛮、室町幕府、戦国大名
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 開講は9月5日(月)〜9日(金)を予定しています。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
日本史学と東洋史学の領域を横断する研究史と方法論を体系的に説明できる。 日本史学と東洋史学の研究史と方法論を体系的に説明できる。 日本史学と東洋史学の研究史と方法論を説明できる。 日本史学と東洋史学の方法論への理解が不足している。
MH_A-a [史資料の分析]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
収集した史資料・データを文献史学的な方法論にもとづいて的確に分析し、実証的な歴史像および歴史・地域認識を提示することができる。 収集した史資料・データを文献史学的な方法論にもとづいて分析し、実証的な歴史像を提示することができる。 収集した史資料・データを文献史学的な方法論にもとづいて分析することができる。 収集した史資料・データの文献史学的な方法論にもとづく分析能力が未熟である。
MH_B1-a [資料体の構築]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
歴史空間論の領域に関する文献史料や一次資料、調査データを分析し、その結果を他の研究者にも幅広く活用可能な資料体として構築できる。 歴史空間論の領域に関する文献史料や一次資料、調査データを分析し、その結果を活用可能な資料体として構築できる。 歴史空間論の領域に関する文献史料や一次資料、調査データを分析し、その結果をまとめることができる。 歴史空間論の領域に関する文献史料や一次資料、調査データの分析とまとめに未熟である。
MH_B2-a [総合把握力]
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。 専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。 知識を総合的に把握する能力を身につける。 知識を総合的に把握する能力に未達である。
MH_B2-b [理論的思考力]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
人文学の実証的な方法と理論的な思考力を身につけ表現できる。 人文学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。 人文学の理論的な思考力を身につける。 人文学の理論的な思考力が不足している。
MH_C-a [積極性]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持ち行動できる。 自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。 新しい問題に取り組む積極性を持つ。 新しい問題に取り組む積極性に物足りない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 鹿毛敏夫『アジアのなかの戦国大名―西国の群雄と経営戦略―』(吉川弘文館、2015年)
参考書 : 村井章介他編『日明関係史研究入門』(勉誠出版、2015年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 大内氏の対明貿易
2 相良氏の遣明船
3 大友氏の遣明船
4 海禁と倭寇
5 日明貿易の輸出品 演習
6 日本産硫黄の輸出 演習
7 中世の硫黄生産 演習
8 硫黄流通と銀流通 演習
9 来日唐人の社会的機能 演習
10 唐人と戦国大名 演習
11 中世日本の唐人文化 演習
12 南蛮と戦国大名 演習
13 カンボジアと島津氏 演習
14 キリシタン大名 演習
15 アジア史と戦国日本 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_A-a
[史資料の分析]
MH_B1-a
[資料体の構築]
MH_B2-a
[総合把握力]
MH_B2-b
[理論的思考力]
MH_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 40%
レポート 30%
出席 30%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 講義期間中以外の連絡はメールで受け付けます。kage@ngu.ac.jp

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)