人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
考古学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東アジア比較考古学研究 II
East Asian Comparative Archaeology (Seminar II)
講義題目  縄文時代の生活と社会を探る
弘前大学人文学部准教授 上條 信彦
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2016 前期
集中
箱崎 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2016/2/24 (15:11)
授業の概要 埋蔵文化財に関する知識を得るとともに、縄文文化とその社会の多様性について理解する。

(The aim of this class is to acquire knowledge about a cultural asset as well as understand the Jomon culture and the social diversity.)
キーワード : 縄文文化 生業 自然科学的分析
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
日本列島の人類史の始まりである旧石器〜縄文時代の生活と社会について理解できるほか、大陸との比較研究を行う基礎を養うことができる。
縄文時代の暮らしと社会について、全体的に理解しているだけでなく、地域や時期の異なる文化や社会と関連付けて議論ができる。 縄文時代の暮らしと社会について、全体的に理解しており、実際の資料でも先行研究例を用いて批判的に応用ができる。 縄文時代の暮らしと社会について、専門用語や構造などを理解している。 縄文時代の暮らしと社会について、教養的に専門用語を用いて説明することができる。
MH_A-a [史資料の分析]
考古資料の多方面からの見方と文理を問わない分析法を理解することができる。考古資料の多くは、何も語らないモノである。このモノからいかに情報を引き出すのかの手段と力を身につける。
資料の分析法について概要を知るだけでなく、応用例とその利点と欠点についても理解している。 資料の分析法について概要を知るとともに、必要な用語や若干の応用例を理解している。 資料の分析法について概要を知っている。 資料の分析事例を挙げることができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 雑誌 朝日新聞出版「新発見 日本の歴史1」
授業資料 : 毎回プリントを配付します。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
考古学の研究法(1)資料の種類と特徴について
2 考古学の研究法(2)編年研究と生業研究、その有効性と限界
3 自然環境の変遷と縄文時代の始まり
4 縄文時代の食料獲得戦略 (1)食料採集活動1 野生植物の食料化
5 縄文時代の食料獲得戦略 (1)食料採集活動2 食料加工技術とその研究
6 縄文時代の食料獲得戦略 (2)狩猟活動
7 縄文時代の食料獲得戦略 (3)漁労活動
8 狩猟採集社会をとりまく課題(1)縄文人の一生・1 誕生から成人儀礼まで
9 狩猟採集社会をとりまく課題(2)縄文人の服装とその製作技術
10 狩猟採集社会をとりまく課題(3)木工と漆工
11 狩猟採集社会をとりまく課題(3)縄文人の一生・2 死と葬制
12 狩猟採集社会をとりまく課題(4)縄文人の集落と領域
13 狩猟採集社会をとりまく課題(5)縄文人の交流と流通  遠隔地産素材の流通
14 狩猟採集社会をとりまく課題(5)縄文人の交流と流通  情報とその選択
15 列島における農耕化 試験

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_A-a
[史資料の分析]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 70%ほど
出席 30%ほど

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 博物館や遺跡などの見学を通し、縄文文化と触れ合う機会を作ってください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)