文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学講義 IV
European History (Lecture IV)
講義題目  「革命」のドイツ近現代史
講師 今井 宏昌
科目ナンバリングコード: LET-HUM2434J
講義コード:
2018 後期
毎週 木曜4限
伊都イーストゾーン B-101 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/3/24 (17:43)
授業の概要 周知のように、19世紀から20世紀にかけてのドイツは、大規模な体制転換を幾度となく経験した。そうした転換には、歴史学上「革命」と認められたもの以外にも、当事者や同時代人により「革命」と名づけられたものが多々存在する。
本講義では、そうしたドイツ近現代史における複数の「革命」について、同時代のヨーロッパと世界の動きのなかで確認しながら、それらがいかなる意味で「革命」と呼ばれ、またいかなる歴史的意義を有していたのかを概観する。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of Modern and Contemporary European History. The course also touches on relevant topics in the History of "Revolutions" in Germany.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 この科目は、平成27年度以前入学者には、旧課程科目「ヨーロッパ古代・中世史講義」の読み替え授業として開講される。当該の旧課程科目をすでに履修している学生は、この授業は単位を修得することができないので、注意すること。

この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質をある程度理解できる。 人文学の基礎知識を持つ。 人文学の基礎知識に不足する。
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
近現代ドイツにおける「革命」との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。 近現代ドイツにおける「革命」との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題をある程度理解し説明できる。 近現代ドイツにおける「革命」と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連について理解できる。 近現代ドイツにおける「革命」と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連についての理解に不足する。
B_B2-a [総合把握力]
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する能力をある程度身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できる。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できない。
B_B2-c [思考能力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力をある程度身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解がある。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解に欠ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ジェフリー・ハーフ(中村幹雄/谷口健治/姫岡とし子訳)『保守革命とモダニズム:ワイマール・第三帝国のテクノロジー・文化・政治』(岩波書店、2010年)
ジョージ・L・モッセ(植村和秀[ほか]訳)『フェルキッシュ革命:ドイツ民族主義から反ユダヤ主義へ』(柏書房、1998年)
飯田洋介『ビスマルク:ドイツ帝国を築いた政治外交術』(中央公論新社、2015年)
石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社、2015年)
井関正久『ドイツを変えた68年運動』(白水社、2005年)
垂水節子『ドイツ・ラディカリズムの諸潮流:革命期の民衆 1916〜21年』(ミネルヴァ書房、2002年)
星乃治彦『社会主義と民衆:初期社会主義の歴史的経験』(大月書店、1998年)
的場昭弘/高草木光一編『一八四八年革命の射程』(御茶の水書房、1998年)
その他、授業中に適宜紹介する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに
2 1848年革命と「諸国民の春」
3 「革命」としてのドイツ統一
4 ドイツ革命の模索
5 「保守革命」という思想
6 ナチズムにおける「革命」
7 戦後ドイツにおける「革命」
8 おわりに

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-c
[思考能力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 100

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : オフィスアワーのほか、必要であれば個別に面談(その際、事前に連絡すること)。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)