文学部 人文学科 人間科学コース
地理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
地理学演習 XIII
Geography (Seminar XIII)
講義題目  卒論演習
教授
教授
准教授
遠城 明雄
高木彰彦
今里悟之
科目ナンバリングコード: LET-HUM4755J
講義コード:
2018 後期
毎週 木曜5限
伊都イーストゾーン 地理演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/2/19 (20:11)
授業の概要 この演習では、卒業論文作成のために必要なテーマの設定、先行研究の検討、研究の進め方などについて具体的に指導する。卒業論文の作成は、文学部の教育カリキュラムの中で最も重要なものである。この授業では、卒業論文を作成するにあたって、まず履修学生が各自のテーマの選定を行い、次いでそのテーマに関する先行研究について、地理学にとどまらず隣接分野についても幅広く収集し、その中で重要なものを紹介することによって、各自のテーマに関するこれまでの研究成果と研究を進めるにあたっての課題を明らかにする。以上の作業を踏まえて、履修学生はそれぞれの研究テーマに関連した資料の収集や現地調査などを行っていくことになるが、その経過報告を何度か行ってもらい、担当教員が指導を行う。

(During this seminar, students of the geography course will encounter basic methodologies, obtain independently source materials, and develop writing skills related to their own themes of graduation theses.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 ・地理学で卒業論文を提出しようとする4年生は必ず受講すること。
・履修登録上は後期の科目だが、隔週で行うため前期も同時間帯に開講する。
・通常の時間帯以外に、他の研究室メンバーも参加する卒論構想発表会(7月下旬)、2回の中間報告会(10月上旬頃と11月下旬頃)、および卒論報告会(2月中旬頃)を行う。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-b [専門文献の解釈]
地理学で必要な資料や文献を収集・分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
地理学および関連分野における基本文献を十分に理解し、さらに広く積極的に文献を収集している。 地理学における基本文献を十分に理解している。 地理学における文献を一定程度レビューしている。 必要不可欠な文献にさえレビューが行き届いていない。
B_B1-d [専門的研究手法]
地理学に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
地理学および関連分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付け、新たな手法を付け加えている。 地理学および関連分野に固有の問題設定や研究手法を、自らの論文に即して身に付けることができている。 地理学および関連分野に固有の問題設定や研究手法を身に付けることができている。 地理学および関連分野に固有の問題設定や研究手法を身に付けることができていない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
必要最低限の史資料にとどまらない独自性のある資料を丹念に収集・分析し、その内容は斬新で興味深い。 地理学で必要な史資料や文献資料を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。 地理学で必要な史資料や文献を収集、分析できる。 地理学で必要最小限の資料収集・分析がなされていない。
B_B1-g [論理的思考能力]
文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的思考能力を、各研究分野と中等高等教育分野のほか、様々な職種へ活用できる。
文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的能力が十分に身についている。 文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的能力がかなり身についている。 文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的能力がある程度身についている。 文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的能力が身についていない。
B_B2-e [コミュニケーション能力]
学問的な討論の場を通して、自分の意見を精確かつ明確に表現する能力と他者の意見を理解するコミュニケーション能力を鍛錬し、広く世界と交流できる力を養う。
自らの意見を的確に伝えることができるとともに、他者の意見を聞き、必要に応じて自らの意見を修正することができる。 自らの意見を的確に伝えることができるとともに、他者の意見もきちんと聞くことができる。 自らの意見を伝えることができるとともに、他者の意見も聞くことができる。 他者の意見を十分に把握できず、自らの主張も十分に伝えることができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 用いない
参考書 : 野間晴雄ほか(2012)『ジオ・パルNEO―地理学・地域調査便利帖』海青社。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 履修学生による発表を中心に授業を進める。
@卒業論文のテーマ設定。テーマの設定については、履修学生の問題関心を発表してもらい、それに対して参加者全員で意見を交換し、最終的にテーマが選定できるようにする。
A先行研究の収集と理解。テーマの決定後、履修学生は各自のテーマに関する先行研究の紹介を行い、当該分野におけるこれまでの研究状況と今後の課題を理解する。
B卒業論文の課題の明確化と必要な文献および資料の収集。卒業論文作成に向けての具体的な課題と作業について各自が理解を深め、論文作成のために必要な文献や資料を収集する。
2 上記の@〜Bについて、履修学生が毎回2、3名ずつ輪番で報告し、質疑応答を行う。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B1-g
[論理的思考能力]
B_B2-e
[コミュニケーション能力]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付ける。

授業以外での学習に当たって : 履修学生各自の卒業論文のテーマに沿った史資料の収集・分析、先行研究の収集・整理を行う。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)