文学部 人文学科 人間科学コース
地理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年: 3年生
対象学部等: 原則として地理学専攻学生に限る。(特に希望する場合は相談に応じる)
地理学実習 I
Geography (Practice I)
講義題目  地域調査法
准教授
教授
教授
今里悟之
高木彰彦
遠城明雄
科目ナンバリングコード: LET-HUM3765J
講義コード:
2018 前期
毎週 火曜5限
伊都イーストゾーン 地理演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/3/19 (10:33)
授業の概要 この授業では地理学研究において欠かすことのできない地域調査法について学ぶ。毎週行われる教室での授業のほか、夏期集中で3泊4日の地域調査を実施する。
地理学の研究・調査を進めるうえで必要となる資料収集、統計処理、フィールド調査などの方法の基礎を学習する。具体的には、以下の5項目の理解・把握を目標とする。
@フィールドワークの企画(内容として、準備・仮説・地域設定・調査・まとめに至る過程等)
A文献・地図・史資料の収集と整理
B調査項目・内容の検討
Cフィールドワークの実施(観察・測定・聞き取り調査等)
Dフィールドワークのまとめ(図表化・分析・仮説検証・レポート作成等)
上記の全般的な到達目標に加え、以下の事項の理解・把握に努める。
@対象地域(村落・都市)の地域構造の理解・把握
A対象地域の社会生活(生活・政治等)の理解・把握
B対象地域の経済活動(農牧業・林業・水産業・鉱業・工業・建設業・流通・金融業・交通等)の理解と把握
C対象地域の人口変化や地域文化の理解・把握
D対象地域において、景観調査。聞き取り調査、質問票調査を実施し、結果の地図化や集計作業により、調査内容の理解・把握に努める。

(This fieldtrip-based course aims to provide students with skills that allow them to collect geographical data using appropriate techniques. Students gain the experience of team work, and develop their own powers of observation, analysis, imagination and writing skill of fieldwork.)
キーワード : 地域調査 フィールドワーク
履修条件 : 地域調査(夏期集中)に参加できること。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 社会調査士および地域調査士の資格科目
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  社会調査士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
フィールドワークの基本的手法、資料収集、統計分析の手法などを習得し、レポートを他の受講生と協力しながら作成することができる。 フィールドワークの基本的手法、資料収集、統計分析の手法などを習得し、レポートを作成することができる。 フィールドワークの基本的手法と資料収集の手法などを習得し、レポートを作成することができる。 フィールドワークの基本的手法を習得し、レポートを作成することができる。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
先行研究を踏まえて自ら課題を設定し、積極的にフィールドワークを実践して、その内容をレポートにまとめに社会に還元することができる。 自ら課題を設定してフィールドワークを行い、その内容をレポートにまとめ社会に還元することができる。 自ら課題を設定してフィールドワークを行い、その内容をレポートにまとめることができる。 フィールドワークを行い、その内容をレポートにまとめることができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 地域調査法の概説
3 調査地と調査テーマの決定
4 調査地に関する史・資料と文献の収集法
5 地図作製法の習得
6 地図を用いた調査地の分析
7 各種統計資料の分析方法の検討
8 地理情報システムの学習@
9 地理情報システムの学習A
10 地理情報システムを利用した調査地の分析
11 地域調査@
12 地域調査A
13 地域調査B
14 調査結果の検討
15 レポートの作成

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B2-f
[社会との関わり]
備考(欠格条件、割合等)
作品
作品

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 現地調査では各自が安全に最大限留意すること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)