文学部 人文学科 文学コース
中国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等: 専攻学生に限る。
中国文学演習 VI
Chinese Literature (Seminar VI)
講義題目  中国白話小説講読
講師 井口 千雪
科目ナンバリングコード: LET-HUM3546J
講義コード:
2018 後期
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン 中文演 教室
M/J科目 (日本語, 中国語)
更新情報 : 2018/2/8 (21:43)
授業の概要  明代に数多く刊行された白話小説作品は、作品の背景に当時の人々にとっての共通観念が存在すること、また当時の白話語彙(口頭語彙)が用いられており、文法が文言とも現代中国語とも異なっていることから、読解にはある程度の知識と技術が必要とされる。
 本演習ではその知識と技術の習得を目指し、読解に必要な工具書や語彙検索システムの指導を行いつつ、明代白話小説をテキストとして読み進める。

(Through the reading of some colloquial Chinese novels published in the Ming era, students will acquire and develop the practical skills and specialist knowledge needed for read these novels.)
キーワード :
履修条件 : 中国語
履修に必要な知識・能力 : この授業では中高で習う「漢文」ではなく、中国近世の話し言葉(白話)に基づいて書かれた作品を読むので(訓読はしない)、外国語で中国語を履修していることが望ましい。
特記事項 なし
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
文献の読解に必要な知識と技術を習得し、テクストを非常に正確に読解する能力を身につけている。 文献の読解に必要な知識と技術を習得し、テクストを概ね正確に読解する能力を身につけている。 文献の読解に必要な知識と技術を習得し、テクストを読解する能力を身につける意欲がある。 文献の読解に必要な知識と技術を習得しておらず、テクストを正確に読解する能力が身についていない。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
テクストの読解に必要な他文献の調査と理解が非常によくできている。 テクストの読解に必要な他文献の調査と理解が概ねできている。 テクストの読解に必要な他文献の調査と理解を試みている。 テクストの読解に必要な他文献の調査を行っていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 配布する。
参考書 : なし
授業資料 : なし

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 『西遊記』を読む@ 演習
2 『西遊記』を読むA 演習
3 『西遊記』を読むB 演習
4 『西遊記』を読むC 演習
5 『西遊記』を読むD 演習
6 『西遊記』を読むE 演習
7 『西遊記』を読むF 演習
8 『西遊記』を読むG 演習
9 三言ニ拍を読む@ 演習
10 三言ニ拍を読むA 演習
11 三言ニ拍を読むB 演習
12 三言ニ拍を読むC 演習
13 三言ニ拍を読むD 演習
14 三言ニ拍を読むE 演習
15 三言ニ拍を読むF 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-e
[専門資料の分析]
備考(欠格条件、割合等)
出席 25%
授業への貢献度 25%
レポート 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : なし

授業以外での学習に当たって : 毎回授業の前に工具書や検索システムを用いて語彙の意味や典故を調べ、訳文を作っておくこと。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)