文学部 人文学科 人間科学コース
言語学・応用言語学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
言語学・応用言語学講義 XV
Linguistics and Applied Linguistics (Lecture XV)
講義題目  現代日本語の統語・意味解析コーパス
国立国語研究所非常勤研究員
国立国語研究所非常勤研究員
長崎郁
スティーブン・W・ホーン
科目ナンバリングコード: LET-HUM2725J
講義コード:
2018 後期
集中
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2018/6/29 (15:58) 〔より詳しい授業計画は4月以降に追記します。〕
授業の概要 この授業では、現代日本語のテクストに対し文の統語・意味解析情報を付与した NINJAL Parsed Corpus of Modern Japanese (NPCMJ) について、アノテーションと意味計算の枠組み、ウェブ・インターフェースの概要、TGrep-lite/TGrepを中心とした構文検索ツールの利用という観点から解説する。実習やグループワークを通して、日本語の構文をコーパスを用いて調査するというプロセスを実践的に学んでもらいたい。

(In this course, we present the NINJAL Parsed Corpus of Modern Japanese (NPCMJ) -- a corpus of contemporary Japanese texts annotated with syntactic and semantic information -- with a focus on the annotation and semantic calculation framework, an overview of the web interface, and an explanation of the corpus search languages TGrep and TGrep-lite. We encourage students to learn through actual use of the tools and through group work, exploring the possibilities of the NPCMJ and corpus linguistics in general.)
キーワード : 統語・意味解析コーパス、記述文法、コーパス言語学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 日本語の統語構造に関心をもっていること、「正規表現」とは何か知っていること
特記事項 授業の主な使用言語は日本語であるが、内容によっては英語で解説を行なったり、英語の資料を配布したりする。
開講予定時期:10月16日〜19日

コーパスを実際に使うので、各自ノートパソコンを持参すること
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
あらゆる構文の文法的な構造や特徴を把握し、NPCMJ のアノテーションの枠組みに従って完全に説明することができる。 あらゆる構文の文法的な構造や特徴を把握し、NPCMJ のアノテーションの枠組みに従ってある程度まで説明することができる。 単純な構文の文法的な構造や特徴を把握し、NPCMJ のアノテーションの枠組みで説明することができる。 単純な構文の文法的な構造や特徴を把握することができる。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
問題とされるすべての構文に対する正しい検索式を考え、構文検索ツールを用いて、検索することができる。 問題とされる構文のいくつかに対する検索式を考え、構文検索ツールを用いて、ある程度まで検索することができる。 単純な構文に対する検索式を考え、構文検索ツールを用いて、ある程度まで検索することができる。 構文検索ツールの利用方法を把握している。
B_C-a [積極性]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
実習やグループワークなど、授業中のディスカッションに積極的に参加し、課題にとりくむことができる。自ら進んで課題を見つけ、とりくむことができる。 実習やグループワークなど、授業中のディスカッションに積極的に参加し、課題にとりくむことができる。 実習やグループワークなど、授業中のディスカッションに参加し、課題にとりくむことができる。 実習やグループワークの中で課題にとりくむことができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : なし
授業資料 : NINJAL Parsed Corpus of Modern Japanese (NPCMJ) -- http://npcmj.ninjal.ac.jp/
授業では必要に応じてプリントを配布する。
その他のリンクは授業中に示す。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 授業目標の説明
2 コーパス言語学について、統語・意味解析コーパスについて、NPCMJのアノテーションおよび意味計算の枠組み、NPCMJを利用するためのオンラインおよびオフラインの検索ツール
3 日本語の構文の分析とNPCMJの枠組みを用いたアノテーション、特定の構文を検索するための検索式の作成、コーパス作りの実際 実習またはグループワーク

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)