文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
知覚・認知心理学講義 III
Perceptual and Cognitive Psychology III
講義題目  知覚・認知心理学
北九州市立大学・教授 松田 憲
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/2/26 (15:55)
授業の概要 心理学とは「心」と「行動」を研究する科学的な学問である。心理学には臨床や発達など様々な分野が存在するが、本講義では感覚知覚や注意といった低次の処理や、記憶や情動、思考、意思決定といった高次認知までを対象とする。講義では様々な心理現象のデモや日常生活との関わりを呈示する。本講義を通して、日常生活を心理学的観点から捉えられるようになることを期待する。

(Psychology is the study of the "mind" and "behavior". It has many subareas such as clinic and development. This lecture covers from low order processing such as sensory, perception, and attention to high order cognition such as memory, emotion, thought, decision making. In the lecture, we present demonstrations of various psychological phenomena and relations with daily life. Through this lecture, I hope that students will be able to capture their daily life from a psychological point of view.)
キーワード : 知覚心理学 認知心理学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義
8月に3日間にわたり開講予定
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
これまでに知覚心理学および認知心理学の分野で行われてきた研究の手法についてかなり理解している。 これまでに知覚心理学および認知心理学の分野で行われてきた研究の手法について理解している。 これまでに知覚心理学および認知心理学の分野で行われてきた研究の手法について理解しつつある これまでに知覚心理学および認知心理学の分野で行われてきた研究の手法についてあまり理解できていない。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
知覚・認知心理学の分野で提唱されてきた様々な理論及びそれぞれの関係性について、かなり理解している。 知覚・認知心理学の分野で提唱されてきた様々な理論及びそれぞれの関係性について、理解している。 知覚・認知心理学の分野で提唱されてきた様々な理論及びそれぞれの関係性について、理解しつつある。 知覚・認知心理学の分野で提唱されてきた様々な理論及びそれぞれの関係性について、あまり理解できていない。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
知覚・認知心理学の諸理論を日常生活に応用できる能力を十分に有している。 知覚・認知心理学の諸理論を日常生活に応用できる能力を有している。 知覚・認知心理学の諸理論を日常生活に応用できる能力を有しつつある。 知覚・認知心理学の諸理論を日常生活に応用できる能力があまり身についていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 指定なし。毎回プリントを配布します。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 心理学とは:心理学とはどのような学問領域なのか,および心理学の歴史について概説する。
2 感覚と知覚1:視覚と聴覚を中心に,感覚・知覚について解説する。
3 感覚と知覚2:様々な感覚・知覚現象についてデモを交えながら解説する。
4 多感覚統合:感覚モダリティ間の相互作用について解説する。
5 選択的注意:視覚と聴覚における注意について解説する。 
6 感情と情動1:感情と情動の定義と理論について解説する。
7 感情と情動2:感情と情動の生理学的基盤について解説する。 
8 よさと感性:良い悪いとは何か,感性情報処理とは何か,について解説する。
9 学習理論:条件づけなど学習の基礎的知識について解説する。 
10 強化スケジュール,動機づけ:条件づけにおける強化の方法と,モチベーションについて解説する。
11 記憶1:記憶の過程,区分,種類,忘却などについて解説する。
12 記憶2:記憶と感情とのかかわりなどについて解説する。
13 対人認知,対人感情:他者の認識やそれに伴う感情について解説する。 
14 認知バイアス1:判断と意思決定、直観と選択ついて解説する。
15 認知バイアス2:意思決定に関わる認知の偏りや不合理さついて解説する。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-f
[社会との関わり]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト 40%
レポート 60%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 小テスト:全3回。各10点満点の計30点満点を40点に換算。
レポート:全6回。各10点満点で採点。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 授業後には講義資料をよく復習してください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)