文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
生理・比較心理学講義 I
Physiological and Comparative Psychology I
講義題目  認知神経科学の基礎
北海道大学・准教授 小川 健二
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/2/28 (13:52)
授業の概要 本講義は、多様な心の働きの基盤となっている脳内表現や機構を探る認知神経科学の基礎について講義する。感覚・知覚や運動といった基礎的な内容から、身体性認知や社会的認知などの最新の研究テーマまでを含めた幅広い認知心理学/認知神経科学のトピックを扱う。また方法論についての理解を深めるため、機能的核磁気共鳴画像法(functional MRI)をはじめとする脳機能イメージングの計測原理や分析方法、また近年の応用研究についても概説する。

(This course will introduce you to basics of cognitive neuroscience, which investigates the relationship between brain and mind. The topics include various contents, which range from basic sensory, perceptual and motor functions, to embodied or social cognition. The course also includes lectures on methods commonly used in cognitive neuroscience, especially the human functional neuroimaging (functional MRI), as well as its recent applications. )
キーワード : 認知神経科学、脳科学、身体性、社会的認知、脳機能イメージング
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
認知神経科学に関する脳機能・構造や方法論についての体系的で詳細な理解が非常にできている。 認知神経科学に関する脳機能・構造や方法論についての体系的で詳細な理解ができている。 認知神経科学に関する脳機能・構造や方法論についての体系的で詳細な理解がやや不十分ながらできている。 認知神経科学に関する脳機能・構造や方法論についての体系的で詳細な理解ができているとはいえない。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
認知神経科学分野における先行研究の意義や専門用語の習得が非常にできている 認知神経科学分野における先行研究の意義や専門用語の習得ができている。 認知神経科学分野における先行研究の意義や専門用語の習得がやや不十分ながらできている。 認知神経科学分野における先行研究の意義や専門用語の習得ができているとはいえない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : イラストレクチャー 認知神経科学 / 村上郁也(編) : オーム社, 2010, ISBN:978-4274208225
よくわかる認知科学 / 乾敏郎, 川口潤, 吉川佐紀子(編) : ミネルヴァ書房, 2010, ISBN:978-4623055340
ソーシャルブレインズ―自己と他者を認知する脳 / 開一夫, 長谷川寿一(編) : 東京大学出版会, 2009, ISBN:978-4130133036
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入
2 脳と神経
3 脳イメージング1:基礎
4 脳イメージング2:応用
5 感覚1:視覚
6 感覚2:聴覚・体性感覚・多感覚統合
7 運動1:感覚運動制御と内部モデル
8 運動2:運動と身体イメージ
9 社会的認知1:身体化認知とミラーシステム
10 社会的認知2:心の理論と社会脳
11 思考と言語
12 記憶と学習
13 発達と認知
14 計算理論とニューラルネットワーク
15 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
小テスト
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)