文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 学部2年 学部3年 学部4年
対象学部等:
カウンセリング論講義III
Counseling III
講義題目  精神疾患とその治療
教授/教育学部 黒木 俊秀
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
毎週 火曜5限
伊都 102 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 本授業は、@精神疾患総論(代表的な精神疾患についての成因、症状、診断法、治療法、経過、本人や家族への支援を含む。)、A 向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化
、及びB 医療機関との連携を含む。精神疾患を理解するための方法論は、歴史的にはいくつかの起源を有し、精神医学、あるいは臨床心理学の主要な領域を占めてきた。一つは、精神疾患の症候を観察し、忠実に記述する立場であり、伝統的なドイツ精神医学がこれに相当する。今日では、症状評価尺度にもとづく計量的な心理統計学が優位になりつつある。いま一つは、精神疾患、ないし異常心理の内面を分析する立場であり、精神分析学や人間学的精神病理学がこれに相当する。さらに、現象学哲学と結び付いた精神医学の哲学を精神病理学と呼ぶこともある。本講義では、人間の心理現象の偏倚としての精神病理に焦点を当て、人の心の異常と正常の境界や現代社会における心の病の諸相について思索するひとときを持ちたいと考える。

(The psychopathology has several historical origins and has occupied the major domain of psychiatry and clinical psychology as follows: (1) traditional German psychiatry that describes precisely symptoms of mental illness, (2) psychometric evaluation employing dimensional measures, (3) psychoanalysis and humanistic psychopathology that inspect inner side of abnormal psychopathology, and (4) philosophy of psychiatry that is linked with phenomenology or ethical/philosophical issues on the relationship between human and neuroscience. This lecture aims to focus on multiple aspects of the deviation of human psychology as well as the boundary between normality and abnormality of human mind in the current context of the modern age.)
キーワード : psychopathology, abnormal psychology, psychiatry, mental illness, DSM
履修条件 : 基幹教育科目のうち、「心理学入門」を履修していることが望ましい。
履修に必要な知識・能力 : 「心理学入門」を履修可能な水準にあることを求める。医学的解説も多いので、高校で履修する程度の生物学に関する知識も有することが望ましい。
授業計画 テキスト : 特になし。
参考書 : TEXT精神医学改訂第4版(南山堂)、発達障害の疑問に答える(慶應義塾大学出版会)
授業資料 : 毎回、資料配布する予定

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 精神病理学総論
2 精神の異常の分類
3 精神の異常の症候
4 精神の異常の生物学的基礎
5 各論1:災害トラウマとPTSD
6 各論2:双極性障害と抑うつ障害
7 各論3:統合失調症と精神病性障害
8 各論4:不安障症
9 各論5:神経発達症
10 各論6:認知症とその他の脳器質性精神障害
11 治療論:薬物療法
12 治療論:心理療法
13 現代社会と精神病理
14 精神病理とメンタルヘルス
15 精神病理と表現・芸術

授業以外での学習に当たって : 今日、マスメディアを介しても精神病理学的現象は様々に報じられている。常に触覚を鋭くし、日常生活における精神病理学的現象にも注意を払うことを勧める。
学習相談 : 希望者には適宜応じます(メールにて要予約:toshik@hes.kyushu-u.ac.jp)
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を正確に説明できる。
精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を正確に説明できる 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を説明できる 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題の基本的な用語の名称を知っている 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題の基本的な用語の名称を知らない
B_B1-d [専門的研究手法]
精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を学ぶための具体的な方法論を自分なりのやり方で明確に提案することができる。
精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を学ぶための具体的な方法論を自分なりのやり方で明確に提案することができる 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を学ぶための方法論について自分で調べることができる 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を学ぶための方法論の概要を理解できる 精神病理学と異常心理学の扱う領域と課題を学ぶための方法論について理解できない
汎用的技能
自分の意見の表明を,その根拠とともに良く構造化された論理的な文章として構成することができる。
自分の意見の表明を,その根拠とともに良く構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を,構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために最低限必要な情報を文章化できる 自分の意見の表明のために必要な情報を文章化できない
態度・志向性
指示されない時であっても,自発的な学修を十分に行うことができる。
指示されない時であっても,自発的な学修を十分に行うことができる 指示された事柄以上の学修を自 指示された最低限の学修を行うことができる 指示された学修を行わない
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

成績評価基準に関わる補足事項 : 授業の出席 + 指示された参考資料を精読し、課題に対してレポート形式にて回答し、評価を受ける。
その他 その他 :

教職 :
資格 :  認定心理士

更新日 : 2018/5/22 (15:33)